トランプ政権による原油高を受け、EUがロシア産原油の永久輸入禁止を先送り

アメリカとイスラエルのイラン攻撃の影響で国際原油価格が急騰したことを受け、ロシア産原油の輸入を永久的に禁止する欧州連合(EU)の欧州委員会の法案草案の提出が延期されたとユーロニュースとタス通信などが24日(現地時間)に報じた。法案の草案は来月15日に公開予定だったが、現在のスケジュールから削除された。
欧州委員会のアンナ=カイサ・イトコネン報道官は24日午前、ベルギー のブリュッセルで行われた記者会見で、提案時期の変更は政策の変更を意味するものではないと明らかにした。
イトコネン報道官は委員会の日程表から法案の草案発表が削除されたことについて、「委員会の日程は暫定的なものであり、新たな日程を調整中だ」と述べた。また「現時点で公表できる新たな日付はない」としながらも「草案の提出に向けて全力を尽くしているのは事実であり、提案は必ず行われる」と語った。
イトコネン報道官はウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長が「欧州で停電が発生したとしても、EU諸国がロシアのエネルギー資源を輸入することを容認するつもりはない」と言及したことに触れ、「ロシアのエネルギーを再び輸入することは過去の過ちを繰り返すことになる」と述べた。
EUは「リパワーEU」計画に基づき、ロシア産化石燃料(ガス、原油、石炭)への依存度を引き下げている。EUは液化天然ガス(LNG)の輸入を今年末から、「パイプライン天然ガス(PNG)」の輸入は2027年11月からそれぞれ禁止する計画だ。ロシア産原油は2027年末から全面禁止を目指している。
ユーロニュースは法案の草案発表の延期について、中東戦争がエネルギー市場全体に衝撃を与えている状況を反映したものと分析した。ブレント原油価格は1バレル当たり100ドル(約1万6,000円)を上回っている。アメリカは市場安定化の一環としてロシア産原油に対する制裁を緩和したことがある。
ハンガリーとスロバキアによる反発も理由に挙げられる。内陸国である両国はEU制裁の無期限例外対象としてドルジバパイプラインを通じたロシア産原油の輸入を続けてきた。両国はEUが原油輸入を禁止すれば法的措置はもちろん、ウクライナに対する900億ユーロ(約16兆6,000億円)規模の融資についても引き続き阻止すると警告した。















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