
ロシアとの戦争が4年目に入る中、ウクライナが兵士ではなく無人ロボット戦力を前面に投入し、地上戦で成果を上げている。
米CNNは30日(現地時間)に「ロボットがウクライナ戦争の様相を塗り替え、ロシアを守勢に追い込んでいる」と題した記事で「ここ数カ月にわたり兵力不足や米国からの支援の不透明感に苦しんできたウクライナが戦闘の大部分を無人化した」と報じた。
報道によると、ウクライナ軍は今年に入って約2万2,000件の任務を無人ロボットで遂行したという。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は4月、ロボットとドローンのみでロシア軍の陣地を初めて制圧したと主張している。
CNNはウクライナ軍がロシア軍の標的3カ所に対して計6回の攻撃を実施する戦闘を取材したが、作戦はすべてロボットが担い、人員は投入されなかった。最初に投入されたロボットが障害物に引っかかって迂回する途中で爆発し、ロシア軍の注意を引きつけた後、続くロボット4台が敵陣後方に侵入する作戦だった。
ウクライナ軍関係者は「164回の攻撃を分析した結果、ロボット攻撃の効果を人員で実現するには2,300人が必要で、その半数が死傷していた可能性がある」と説明した。CNNは「画面上でゆっくり進む無人爆弾は、1,000人以上の命を救った技術革新だ」と評価している。
第3突撃旅団傘下の無人地上車両(UGV)中隊NC13のミコラ・ジンケビチ指揮官は「これまでの戦争では訓練や規律が重要だったが、今やすべてを決めるのは技術だ。後戻りはできない」と語った。
ロシア軍の捕虜はウクライナ軍のUGVを「静かな死」と呼んでいるという。走行音がほとんどなく、10メートルほどまで接近されて初めて気づくが、その時には回避は困難だとされる。
CNNは「人口で劣るウクライナは4年に及ぶロシアの侵攻で甚大な人的被害を受けたものの、開戦初期からドローンを積極的に導入した結果、大量生産や精度、火力の向上に成功し、ロシアに決定的な打撃を与え始めている」と分析した。
アラブ首長国連邦(UAE)メディアのザ・ナショナルも「ロボットへの転換は少なくとも5万5,000人の戦死者を出したウクライナの兵力不足を補うための苦渋の選択だ」と指摘し「米国の支援縮小とロシアより約1億人少ない人口という現実が技術革新を促し、UGVを活用した攻勢でロシア軍を押し返している」と伝えた。
ウクライナは今年、多用途UGVをさらに2万5,000台配備し、前線兵力の約30%を無人化する計画だ。すでに前線後方20〜40キロでは一部部隊の撤収も進んでいるとされる。
ロシア軍事専門家で元英保守党議員のボブ・シーリー氏は「ロシア軍の攻撃を兵士ではなく空中・地上ドローンが阻止する、新たな戦争の形が本格化している」と指摘し「ウクライナ軍は塹壕を放棄したわけではないが、多くの地域で地域防衛中心へと移行している」と分析した。
ザ・ナショナルは「ウクライナはUGVと空中ドローンを駆使し、今年最大600平方キロの領土奪還に成功した一方、ロシアはいまだ1つの村を制圧するために数千人規模を投入しており、兵力消耗の速度が新規補充能力を大きく上回っている」と分析している。
英国情報当局はロシア軍の戦死者数を約50万人と推計している。
















コメント0