上海産テスラ・ロータスSUVなどが到着…BYDの現地進出も間近
カナダが中国産電気自動車に対する高率関税の障壁を引き下げたことで、北米の電気自動車市場の競争構図が揺らぐ兆しを見せている。初期の輸入台数はテスラの上海工場で生産された車両が中心になる見込みだ。これにBYDなどの中国の自動車メーカーや浙江吉利控股集団傘下のロータスまでがカナダ市場への進出を準備しており、米自動車業界の警戒感も高まっている。
29日(現地時間)にブルームバーグ通信は、カナダのマーク・カーニー首相と習近平国家主席間の合意に基づき、最近、中国産電気自動車がカナダに到着し始めたと報じた。両国の合意によりカナダは12ヶ月間で最大4万9,000台の中国産電気自動車を約6%の関税率で輸入できるようになった。
カナダはこれまで中国産電気自動車に100%を超える関税を課し、事実上市場進出を阻んできた。しかし、中国のカナダ産農産物に対する報復関税と米国の外国産自動車に対する関税圧力が絡み合い、自動車産業政策を再検討した。

最近、テスラの上海工場で生産された数百台の車両が新しい低率関税制度によりカナダに到着したとされている。中国の吉利グループ系高級電気自動車ブランドであるロータスの車両も自動車運搬船「グロービス・トレジャー」に積まれてバンクーバー港近くに到着した。
今回の措置は米自動車業界と政界の反発を招いている。ゼネラルモーターズ(GM)をはじめとする米自動車メーカーは中国産電気自動車がカナダを通じて北米市場での影響力を広げる可能性を懸念している。米国のドナルド・トランプ大統領をはじめとする米政界もカナダが中国と電気自動車関連の合意を結んだことに対し批判的な立場を示してきた。
中国産電気自動車の輸入枠はカナダの新車市場の3%未満の水準だ。ただし上限は毎年増加する予定で、今後中国系自動車メーカーのカナダ進出が拡大する可能性がある。BYDもカナダのパートナーと共に約20の販売拠点を設ける方針を進めていると伝えられている。

カナダ政府は特定の企業が制限された枠を独占しないよう配分方式を検討している。2027年からは枠の一部を3万5,000カナダドル(約404万500円)以下の低価格電気自動車に割り当て、2030年にはその比率を50%まで引き上げる計画だ。
カーニー首相は短期的に枠を通じて入ってくる車両の大部分がテスラになると見込んでいるが、時間が経つにつれてより多様な低価格車両が入ってくるだろうと述べた。ただし彼はこの過程が「管理された方法」で進められると説明した。













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