ウクライナ、ドローン攻撃規模で初めてロシア上回る…約990機を投入

ウクライナが18日(現地時間)、ロシアに向けて発射した無人機(ドローン)の数が、自国の過去最多を更新するとともに、2022年の開戦以降にロシアが実施した1日当たりのドローン攻撃規模も初めて上回ったとロシアの独立系メディア・アゲントストボが報じた。
アゲントストボはロシア国防省とウクライナ側の発表を総合してこのように伝えた。
ロシア国防省によると、同日、ロシアの防空部隊はウクライナのドローン992機に加え、長距離巡航ミサイル4発、誘導爆弾10発を迎撃したという。
これはロシア側が迎撃したと主張するドローンのみを集計したもので、迎撃を免れた機体も含めれば、実際にウクライナが投入したドローン数はさらに多かった可能性がある。
ロシア側の発表によると、これまでのウクライナによる1日当たりのドローン投入数の最多記録は今月6日に記録されたが、当時、ロシア国防省はウクライナのドローン911機、誘導爆弾13発、米国製の高機動ロケット砲システムHIMARSのロケット弾4発を迎撃したと発表していたという。
ロシア側の発表を基準にしても、ウクライナは自らの過去最多記録を更新したことになる。
さらに、この日の攻撃では、ドローンの投入規模でもロシアを上回った。
開戦以降、ロシアがウクライナに対して実施した1日当たり最大規模のドローン攻撃は今年3月24日で948機が投入された。
これに対し、ウクライナが18日の攻撃で投入したドローンは少なくとも約40機多く、数的にロシアを上回った。
全面戦争の開始以降、ウクライナ軍は長距離ドローン攻撃の規模でロシアに後れを取ってきたが今年に入って状況は変化している。
今年3月には、ウクライナが月間7551機のドローンを投入し、6462機だったロシアを初めて上回った。
4月はウクライナが4,801機、ロシアが6,583機となりロシアが再び上回ったものの、5月にはウクライナが8,973機を投入し、8,150機だったロシアを再度逆転した。
両国はドローン攻撃の規模を巡り、一進一退の激しい攻防を繰り広げている。
ウクライナは18日、ロシアの首都モスクワに対しても開戦以来最大規模のドローン攻撃を実施した。
ロシア当局は同日、モスクワに向かっていたウクライナのドローン194機を迎撃したと明らかにした。
これは、これまでのモスクワを標的とした最大規模のドローン攻撃の2倍以上に当たる。ロシアは2025年3月11日、モスクワ州上空で91機のドローンを迎撃したと発表しており、当時、ロイター通信はこれを「開戦以来最大規模のモスクワ攻撃」と報じていた。
今回の攻撃ではモスクワ南東部カポトニャ地区の製油所が1週間で2度目の攻撃を受け、大規模な火災が発生した。メディアによると、製油所は一時操業を停止したという。
カポトニャ製油所は年間1,200万トン以上の原油処理能力を持ち、モスクワの燃料需要の約40%とガソリン需要の大半を支える重要施設とされる。
また、モスクワ首都圏の4つの国際空港が一時閉鎖され、500便を超える航空便が欠航したほか、乗客や空港職員が安全な場所へ緊急避難する事態となった。
こうしたロシア本土への大規模なドローン攻撃で一定の成果を挙げたことから、これまで劣勢が続いていたウクライナが戦況を立て直しつつあるとの見方も出ている。













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