
イスラエルのレバノン空爆によりイランがホルムズ海峡の再封鎖を宣言するなど中東地域の緊張が再び高まる中、米国とイランの終戦実務交渉が始まった。両者が核心的な争点であるイラン核問題とレバノン情勢に対する解決策を模索できるか注目される。
米国側の交渉代表であるJD・ヴァンス副大統領は21日(現地時間)、イランとの対面場所であるスイスのビュルゲンシュトックに到着した。彼は先に到着して準備作業を進めた米国のスティーブ・ウィトコフ中東特使と米国のドナルド・トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏と合流し、本格的に交渉に臨む準備を整えた。
イランもモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ国会議長らが率いる代表団がスイスを訪れ、両者の交渉テーブルが設けられた。米国とイランは当初19日に交渉を開始する予定だったが、イスラエルのレバノン空爆によりこの日に延期された。交渉を仲介するパキスタンのシャバーズ・シャリフ首相もスイスに移動した。
ヴァンス副大統領はスイスに出発する前、取材陣と会い「核問題とレバノン休戦問題について進展を遂げられることを願っている。我々が集中すべき重要な事案はこの2つだ」と述べた。続けてレバノン情勢について「一方が銃を撃てば他方が対応する悪循環が繰り返されるのが最大の問題だ」とし、「休戦が維持できるよう、長く交戦を止めるようにする」と付け加えた。
これに先立ち、イラン軍を統合指揮するハタム・アル・アンビヤ中央軍事本部は声明を通じ「米国による終戦了解覚書(MOU)第1条の不履行への対応として、またイスラエルがレバノン南部で合意違反を繰り返していることを受け、ホルムズ海峡を通航する船舶に対して閉鎖を宣言する」と明らかにした。
MOUの第1条には「レバノンを含むすべての戦線で軍事作戦を即時かつ永続的に中止する」と明記されているにもかかわらず、イスラエルが攻撃を止めないためホルムズ海峡の再封鎖で対応した形だ。イスラエルは19日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラと休戦することに合意したが、ヒズボラの先制攻撃を理由に20日の午前、再び空爆を敢行した。
一方、トランプ大統領はこの日、SNSの「トゥルース・ソーシャル」でイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の再選可能性を自分が握っているという内容の記事を共有した。イランとの交渉に水を差しているネタニヤフ首相に政治的支援を断つ可能性を提起し圧力をかけたと解釈される。彼は記事の中で「私はBIBI(ネタニヤフ首相の愛称)と良好な関係を維持しているが、彼はもっと理性的である必要がある」と指摘した。

















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