
アメリカの学校の食堂で他の生徒が昼食を食べている姿をこっそり撮影し、SNSに投稿し、嘲笑するいじめが広がっている。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先月30日(現地時間)、アメリカの学校食堂で生徒たちが他の生徒の食事の様子を撮影して共有する「ランチ写真いじめ」が拡散していると報じた。
このいじめは主に二つの形で行われる。一つは生徒が食べ物を口に入れたり噛んだりして無防備な瞬間を狙って撮影するケース、もう一つは一人で昼食を食べる生徒を撮影してあざ笑うケースだ。
カリフォルニア州サンディエゴの高校3年生クリスチャン・オカフォーさん(18)は、自分が昼食を食べる姿が30~40回も撮影されたことがあると語った。オカフォーさんは「周囲の視線を過剰に意識するようになり、食事の際には人目を避けて隠れたくなるほどの精神的苦痛を感じている」と述べた。
オカフォーさんはこのため学校の屋外で他人の目につきにくい場所を探し回ったという。他の生徒たちが同じ被害に遭う場面もよく目にするが、学校がこれを防ぐためにできることはあまりないと感じ、報告はしなかったと語った。
オハイオ州フェアフィールドの高校を最近卒業したニハール・パテルさん(18)は1年生以降、食堂で昼食を食べていないと語った。自分が直接標的になったことはないが、親しい友人が被害に遭った後だった。
パテルさんによれば、彼の友人はサンドイッチを一口かじった瞬間にフラッシュが光るのを見たという。他の女子生徒たちがその様子を撮影し、学校の2026年卒業生向けのSnapchatに投稿したため、「その友人は学校で食事をしなくなった」と語った。

バージニア大学キャサリン・ブラッドショー教授は「人々が無防備な瞬間を捉える行動は昔からあり、それが現代の形で現れたものだ」と説明した。
ブラッドショー教授は校内食堂が教室よりも教職員の数が少ないため、いじめが発生しやすい空間だと指摘した。同氏が2万5,000人の生徒を対象に集めたデータによれば、直近1か月の間に学校でいじめを受けた場所として、小学生の14%、中・高校生それぞれ18%が校内食堂を挙げた。
ユニバーシティ・カレッジ・コペンハーゲンの社会心理学者スティーネ・カプラン・イェルゲンセン准教授は、ランチ写真いじめが単に食事中の無防備な姿を撮影すること以上に残酷だと述べた。容姿へのコンプレックス、食物アレルギー、経済的に恵まれない家庭環境などが相まって作用する可能性があるからだ。
同氏は写真が瞬時に撮影されるため、学校の監督者が現場で気づくことも容易ではないとし、「このように目立たず、大人の目が届かないところで行われるいじめだ」と述べた。
















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