
ベラルーシが参戦問題を巡り、ロシアとウクライナの間で難しい立場に置かれている。ロイター通信などによると、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は26日(現地時間)、ウクライナに対し「ベラルーシを戦争に巻き込まないように」と警告した。ルカシェンコ大統領は25日、現地テレビで、ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領の側近が首都ミンスクを訪れ、自身と会談したことを明らかにした。
ルカシェンコ大統領は「ベラルーシはウクライナと戦う意思はないとゼレンスキー大統領に伝えてほしいと頼んだ」と述べ、「もし我々を戦争に巻き込めば、戦況は一変するとも伝えた」と語った。
こうした接触の背景には、ゼレンスキー大統領がベラルーシに対し、「最後通告」とも受け取れる警告を発したことがある。20日、ゼレンスキー大統領はSNSで、「ベラルーシ領内にあるロシア軍のドローン支援施設を1週間以内に撤去せよ」とし、「そうでなければウクライナが独自の措置を講じる」と警告した。報道によると、この施設は通信塔や中継システムを備え、ロシア軍の長距離ドローン攻撃に必要な航法・誘導機能を支援しているという。

こうした警告を受け、ベラルーシに戦火が及ぶ可能性も浮上し、ベラルーシ政府は「我々を戦争に巻き込もうとする試みだ」と反発する一方、難しい立場に置かれている。ルカシェンコ大統領は、過去にゼレンスキー大統領を「若造」と非難した発言についても謝罪し、参戦の意思がないことを改めて示した。また、最後通告を受けた後には、ウクライナ側が問題視していた国境地帯のロシア軍ドローン中継設備の運用も停止したと報じられている。

ベラルーシ、ウクライナとの衝突回避を優先
このようにベラルーシはウクライナとの衝突を極度に警戒しているが、一方でロシアからの圧力は強まっている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは25日、「ロシアはベラルーシを足掛かりとしてウクライナへの攻撃を強化しようとしており、協力を拒めば財政支援を削減すると圧力をかけた」と報じた。これに対しロシア側は「事実ではない」と否定している。事実上、ベラルーシはロシアとウクライナの間に位置し、ロシアと緊密な軍事協力関係を築いてきた。実際、ロシアは2022年の侵攻初期にベラルーシ領を侵攻ルートとして利用した。ただ、その後のベラルーシは直接参戦を避ける姿勢を維持している。シンクタンク「東欧戦略フォーラム」の関係者は、「戦争への直接関与はルカシェンコ大統領の戦略目標に反する」と指摘し、「同氏の狙いは西側諸国との関係改善にあるようだ」と分析した。













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