体重を約50キロ減らしたマラソン愛好家の男性が、体臭を理由にジム側から会員権の返金を提案された。中国でこのエピソードが報じられ、対応の是非をめぐる議論が広がっている。

中国メディアによると、浙江省杭州市に住む施さんは、トレイルランニングやマラソンを楽しむ運動愛好家だ。
かつて体重が125〜130キロあった施さんは、運動を続けて約50キロの減量に成功した。現在も体形を維持するため、週に平均5回ジムに通っているという。
しかし最近、利用していたジムから会員契約の解除と返金を提案された。
施さんは2025年5月、6,388元(約15万2,600円)を支払い、900日間の会員権を購入した。利用期限は2028年4月30日までだった。
ところが最近、ジムのスタッフから契約解除を持ちかけられた。ジム側は、実際に利用した期間を差し引いた、未利用分を全額返金し、別のジムの3か月利用券も提供すると説明したという。
施さんはメディアの取材に対し、「ジム側はお金を返すので、もうここで運動しないでほしいと言っている」と話した。
ジム側は、他の会員から「体臭のせいで通常通り運動できない」という苦情が相次いだため、この判断に至ったと説明している。
一方、施さんは、自分が汗をかきやすいことは認めながらも、周囲に迷惑をかけないよう配慮していると主張した。
施さんは「いつもタオルを2、3枚持ち歩き、汗を拭いている」と説明した。さらに、「以前通っていた別のジムでは、汗の量や体臭を理由に苦情を受けたことは一度もなかった」とし、納得できない思いをにじませた。
施さんは、自分は真剣に運動に取り組んでいるとして、今後も運動を続けたい考えだという。
これに対しジム側は、施さんが運動するたびに大量の汗をかき、使用した器具に汗が残るほか、通った場所に強い臭いが残ると主張した。
スタッフは「彼が運動した後は、通った場所にかなり強い臭いが残る」とし、「他の会員から何度も苦情が寄せられた」と説明した。
また、夏場に有酸素運動をする際には、隣のランニングマシンを他の会員が使いづらくなるほど影響があったとも述べている。
ジム側はこれまでにも、施さんに利用場所や来店時間の調整を求めていたが、大きな改善にはつながらなかったという。そのため、最終的に会員権の返金を決めたとしている。
施さんは、このジムが自宅から最も近いことから、ジム側と改めて話し合い、解決策を探したい考えだ。
この話が広まると、中国のネット上ではさまざまな反応が寄せられた。
一部のネットユーザーからは、腋臭症の可能性を指摘し、「密閉された空間では耐えづらい場合もある」「治療や手術を検討するのも一つの方法ではないか」といった声が上がった。
一方で、「別のジムの3か月利用券を渡すのは、問題を他店に押しつけているだけではないか」と、ジム側の対応を疑問視する意見も出ている。













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