中国の王毅外交部長、フィンランド訪問 危機対応と協力強化で一致
ストゥッブ大統領と会談、グリーン経済・AI分野で連携拡大
9年前のフィンランド独立100周年、習近平国家主席の国賓訪問に言及
「危機に直面する世界で、両国は未来志向で協力」

フィンランドのアレクサンデル・ストゥッブ大統領は5日(現地時間)、同国を訪問中の中国の王毅外交部長と南西部トゥルクで会談し、両国の幅広い分野における協力と共同プロジェクトについて協議した。双方は同日、危機への共同対応と協力強化を進める方針で一致したとする共同声明を発表した。
ストゥッブ大統領は、王毅外交部長に習近平国家主席への親善の意を託したうえで、1年以上前に中国を訪問し、習近平国家主席と会談した際に受けた深い好印象が今も残っていると語っている。
ストゥッブ大統領は、フィンランドと中国が1950年に国交を樹立して以降、中国が政治、経済、社会の安定、科学技術、イノベーションなどの分野で目覚ましい成果を上げ、発展の奇跡を実現してきたと評価した。
また、国際情勢が重要な岐路にあると指摘し、中国が今日の世界に貴重な安定をもたらしているとの見方を示した。
習近平国家主席が提唱した四つのグローバル・イニシアチブについては、国際情勢を包括的かつ的確に分析し、対応策を明確かつ体系的に示すものだと評価した。国際社会を導く上で画期的な意義を持つとの認識も示している。
ストゥッブ大統領は、今後、中国とのハイレベル交流と協力をさらに強化し、グリーン経済や人工知能(AI)などの新興分野での連携を拡大する考えを表明した。多国間の協力も深め、地球規模の課題に共同で対応していく方針である。
中国共産党中央委員会政治局員の王毅外交部長は、ストゥッブ大統領に習近平国家主席のあいさつを伝えた。2017年、フィンランド独立100周年の節目に習近平国家主席が国賓として同国を訪問し、中国国民からフィンランド国民へ心からの祝意を伝えたと述べている。
王毅外交部長は、フィンランド国民が100年以上にわたり、不屈の「シス(sisu)」精神を支えとして国家の再興と発展を成し遂げてきたとたたえた。
今年、創立105周年を迎える中国共産党(CPC)も、中国国民とともに自国の国情に合った発展の道を切り開き、急速な経済成長と社会の長期的な安定という「二つの奇跡」を実現してきたと語った。質の高い発展を通じ、中国式現代化を全面的に推進していく考えを示している。
王毅外交部長は、国際情勢が混乱と不安定さを増し、世界が「弱肉強食の法則」へと逆戻りする危険に直面していると指摘している。そのうえで、中国は引き続き世界の平和、安定、発展を支える重要な力であり続けると表明し、両国首脳の戦略的な導きの下、フィンランドとの未来志向の新型協力パートナーシップを堅持し、連携を強めながら機会を共有し、課題に対処していくと強調した。
王毅外交部長は今回の訪問中、フィンランドのエリナ・ヴァルトネン外相とも会談する予定だと明らかにしている。













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