
イランは、最高指導者だったアリ・ハメネイ師の葬儀を前に、米国とイスラエルに対して強く警告した。
ロイター通信によると、イラン軍高官のアリ・アブドラヒ氏は2日(現地時間)、「葬儀期間中、米国とイスラエルはいかなる形の攻撃や挑発も行ってはならない」と述べた。そのうえで、「もし侵略が行われれば、イラン軍は厳しく断固とした対応で立ち向かう」と警告した。アブドラヒ氏は「イランの軍事力は完全な準備態勢を維持している」とし、葬儀が行われている間も国家安全保障上の態勢に変化はないと強調した。
今回の警告は、イスラエル側から強硬な発言が出た直後に発表された。イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は最近、ハメネイ師の後継者であるモジュタバ・ハメネイ氏を念頭に、「彼も排除の対象だ」とする趣旨の発言をした。これに対し、イランのアッバス・アラグチ外相は「このような脅威は新たな挑発であり、深刻な結果を招くだろう」と反発した。
イランは葬儀を国家的行事であり、体制の結束の機会として活用する方針だ。葬儀は4日、首都テヘランで始まり、シーア派の聖地であるコム(Qom)を経て、9日にはハーメネイーの故郷であるマシュハドで埋葬式が行われる。中国やインドなど多くの国が代表団を派遣することにしており、中国は全国人民代表大会、何維副委員長を代表として送ることにした。
イラン政府は葬儀期間中、全国的に警戒レベルを引き上げている。国営メディアは治安部隊とイラン革命防衛隊が主要施設や行事の周辺警備を大幅に強化し、テヘランやマシュハドなどの主要都市では葬儀日程に合わせて一部の空域制限措置も実施される予定だと報じた。
このような中、今回の葬儀期間が米国・イスラエルとイランの間の新たな衝突の有無を決定する分水嶺になるとの見方が出ている。ロイター通信は、イラン指導部が葬儀を体制の結束と対外的な強硬メッセージを同時に発信する舞台として活用しようとしており、小規模な軍事的衝突も中東全域に緊張を再び拡大させるきっかけになる可能性があると分析した。













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