
自身の約9倍の年収を得る男性を結婚相手の条件として求めていたインド人女性が、最終的に結婚相談所から契約を打ち切られたエピソードが注目を集めている。相談所の代表は、一部の会員が欲を出して非現実的な条件を掲げながら、相手の目に自分がどう映るかを全く考慮していないと指摘した。
インド紙ヒンドゥスタン・タイムズが14日(現地時間)報じたところによると、現地で結婚相談所を運営するオエンドリラ・カプール代表は最近、SNSに投稿した動画で、ある女性会員との契約を打ち切った経緯を明かし、話題となった。
この女性は、カースト制度の最上位に位置する「バラモン」階級出身の28歳で、年収は110万ルピー(約190万円)だった。カプール代表によると、女性の母親は当初から結婚相手探しの過程に深く関与していた。
カプール代表は「容姿が平均的で、年齢や収入が女性と同程度であり、家庭環境も安定している男性を何人も紹介したが、女性の家族は全員を断った」と明かした。当初、家族が提示した条件は「教育を受け、良い家庭の出身で、きちんとした職業に就いている男性」だったという。
しかし、実際に条件を満たす男性を紹介しても、断られることが相次いだ。疑問を抱いたカプール代表は、女性側に希望する男性の具体的なプロフィールを送るよう求めた。
返答は予想外のものだった。
女性側が求めたのは、年収1,000万ルピー(約1,690万円)以上で、さらに「ベンガル・バラモン」階級に属する男性だった。現地では、ベンガル・バラモンは地域社会における由緒ある名門とされている。
カプール代表が、なぜ高収入が必須条件なのかと尋ねると、女性は「ただ、そうした男性に身体的な魅力をより感じるだけだ」と答えた。
階級については、母親が会話に割って入り、「父親が非常に厳しいため、必ずベンガル・バラモンでなければならない」と主張した。
カプール代表は、結婚相手に特定の条件を求めること自体は問題ではないとした。
本当の問題は、その条件を満たす男性のうち、この女性とのお見合いを希望した人が一人もいなかったことだった。
カプール代表は「私たちも最善を尽くして連絡したが、関心を示した男性は一人もおらず、最終的に契約を打ち切らざるを得なかった」と説明した。
さらに動画の最後で、このような無理な要求が相手にどう映るのかを理解していない人がいると指摘した。
カプール代表は「それほどの高収入を得ている男性は、決して察しが悪いわけではない」とした上で、「相手の特権意識や親の過度な介入、非現実的な要求、虚栄心をすぐに見抜く」と語った。















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