ハリウッドを代表する女優ゼンデイヤが、巨匠クリストファー・ノーラン監督の新作『オデュッセイア』のプロモーションイベントで着用したイヤリングが、紀元前700年頃のイランの古代遺物であることが明らかになり、国際的な波紋を呼んでいる。単なるファッションアイテムを超え、歴史的遺産の商業化と帝国主義的消費という重い論争に発展している。

「ジヴィエの宝物」をめぐる賛否…人類の遺産か、それともレッドカーペットの装飾品か
21日(現地時間)英国ガーディアンの報道によると、問題のイヤリングは1947年にイラン北西部で発掘された「ジヴィエの財宝(Ziwiye Treasure)」の一部と推定されるという。1960年代の古美術市場の闇取引を経て、世界中の博物館や個人コレクターに散逸したこの不運な遺物は、昨年英国のギャラリー「バロン・ロンドン」が購入し、世間に再登場した。
学術界からは厳しい声が上がっている。イラン出身の著名な美術史家スーサン・バーバイ氏は、「この貴重な遺物はレッドカーペットを飾るアクセサリーではなく、人類共通の世界遺産だ」と厳しく批判した。彼は「古代イランが人類に成し遂げた文化的貢献が、資本主義の論理によって『乗っ取られ、変質させられている』」と一喝した。
さらに、米国とイランの地政学的な緊張が続く中で今回の出来事は、論争をさらに大きくしている。スーサン・バーバイ氏は、「アメリカの資本がイランを圧迫する時局に、ハリウッドという巨大資本主義の舞台でイランの古代遺物が美化される現実は惨めだ」と指摘した。
激しい批判に直面したバロン・ロンドン側は、声明を発表。ギャラリー側は「貸し出しの目的は決して商業的なものではない」と線を引き、「現代政治という狭い視点だけで語られがちなイランの深遠な文化的、芸術的遺産を大衆が再び認識する契機になればと思った」と反論した。しかし、文化財の倫理的消費を巡る国際的な論争は、当分の間容易に収束しない見通しだ。
















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