
NewJeansの「Ditto」、「ETA」などのミュージックビデオを演出した広告制作会社・イルカ誘拐団(Dolphiners Films)側が、ADORを相手に敗訴した1審判決に不服を申し立て控訴した。
21日、法曹界によるとイルカ誘拐団側は前日ソウル中央地方裁判所民事合議63部(部長判事イ・ギュヨン)に控訴状を提出したという。
13日、ソウル中央地方法院民事合議第62部(裁判長イ・ヒョンソク部長判事)は、ADORがシン・ウソク監督とイルカ誘拐団を相手に提起した損害賠償請求事件で「イルカ誘拐団はADORに10億ウォン(約1億740万円)とこれに対する年12%の遅延利息を支払え」と宣告した。シン氏を相手に請求した1億ウォン(約1,074万446円)相当の名誉毀損関連損害賠償請求は却下した。
ADORとイルカ誘拐団の対立は、イルカ誘拐団が2024年8月にNewJeansの「ETA」ミュージックビデオ・ディレクターズカット(監督版)映像をADORの書面同意なしに自社YouTubeチャンネルに掲載したことから始まった。シン氏は「ADORが関連映像の削除を要求した」と述べ、自身が運営していた非公式ファンダムチャンネルに掲載したNewJeans映像も削除した。この過程でNewJeansのファンたちがADORを批判する声が高まった。
ADORは「『ETA』ディレクターズカット映像についてのみ掲載中止を求めただけで、NewJeans関連のすべての映像の削除またはアップロード中止を要求した事実はない」と説明し、「シン監督が虚偽の事実を流布している」と反論した。
この過程でシン氏は「(ディレクターズカット)無断公開」と言及したADORの声明が名誉を毀損したとして告訴した。ADORはイルカ誘拐団を相手に「会社に所有権があるNewJeans映像を無断で公開したのは違法だ」として損害賠償訴訟を提起した。
イルカ誘拐団は前日、裁判所に強制執行停止を申請した。原告側がいつでも慰謝料に対する仮執行手続きに着手できる点から、これを防ぐためのものと解釈される。
仮執行は判決が確定していなくても勝訴した側が判決内容を事前に執行できるようにする制度だ。勝訴した側の権利実現を早める一方、敗訴した側が強制執行を遅らせる目的だけで控訴することを防ぐ趣旨だ。金銭支払いを命じる判決では大抵このような仮執行宣告が付け加えられる。
強制執行を防ぐために敗訴した側は執行停止を申請することが可能だ。













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