メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

夜食が「死のスイッチ」に?最新研究が警告、睡眠より危険な食事のタイミング

佐藤美穂 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米研究チーム「食事時間は睡眠よりも重大な健康リスク要因になり得る」

心血管疾患(CVD)のリスクを高めるとされる夜間交代勤務だが、夜に食事をせず、昼間のみの食事に制限することで、そのリスクを軽減できる可能性があるという。

9日、米ハーバード医科大学ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のフランク・シア教授の研究チームは、科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)」で、若く健康な20人を対象に夜間交代勤務を模倣し、食事のタイミングを操作しながらCVDリスク指標などを測定した臨床試験の結果を公開した。

研究では、夜勤者でも昼間だけに食事を制限することで、交代勤務に伴うCVDリスクを回避できることが示された。これにより、心血管の健康において、食事のタイミングが睡眠時間以上に大きな影響を及ぼす可能性が示唆された。

交代勤務は多くの研究で、冠動脈心疾患(CHD)リスクを高めるなどの理由で、CVDリスクの要因として確認されている。しかし、こうしたリスクの増加は生活習慣や社会経済的な要因だけでは十分に説明されていない。

シア教授は、夜勤や時差などによる概日リズムの乱れが心血管系に与える影響に対し、効果的な対策はまだ確立されていないとし、今回の研究では、食事のタイミングが交代勤務に伴うCVDリスクにどのような影響を与えるのかを調べたと説明している。

研究チームは、若く健康な参加者20人を2週間にわたって臨床研究センター内の時間が把握できない環境に滞在させ、模擬的な夜間交代勤務を行わせた。食事時間を調整しながら身体機能の変化を測定し、夜勤と食事時間の影響を分析した。

参加者は薄暗い照明の中、32時間にわたり覚醒状態を維持し、一定の姿勢で同じタイミングに同じ軽食を摂取。その後、模擬夜勤に従事し、一部は昼夜の両方で食事を取るグループに、他の一部は昼間だけ食事を取るグループに割り当てられた。

研究チームは、その後、自律神経系の指標、血栓リスクを高めるプラスミノゲン活性化抑制因子-1(PAI-1)、血圧など複数の心血管リスク因子を測定し、食事時間と夜勤の影響を分析した。

結果として、昼夜両方で食事を摂ったグループでは、夜勤後にすべての心血管リスク指標が基準値を上回ったのに対し、昼間だけ食事を摂ったグループでは、リスク指標が夜勤前後で変化しなかった。

論文の筆頭著者であり、共同責任著者でもあるサラ・チェラパ教授は「本研究はあらゆる要因を統制したうえで行われたため、2つのグループ間の夜勤後の心血管リスクの違いは、睡眠時間や食事そのものではなく、食事のタイミングの違いに起因すると考えられる」と述べた。

研究チームは、「昼食と夜食の長期的な影響については今後さらなる研究が必要だが、今回の結果は、食事時間の調整によって夜勤従事者の健康を改善できる可能性を示している」とし、「夜間の食事を避けたり制限したりすることが、夜勤者や不眠症、睡眠・覚醒リズム障害を抱える人々に有益である可能性がある」と結論づけた。

佐藤美穂
CP-2023-0299@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ライフスタイル] ランキング

  • 運動直後プロテインだけじゃ損、ほんとうに筋肉が求めているものは?
  • 【腸の真実】高価な“乳酸菌サプリ”不要!専門医が教える「腸に効く簡単食材5選」
  • 「食べてもすぐお腹が空く」理由が判明!ラーメンやお菓子の食べ過ぎが“脳の構造”まで変えていた
  • 「自分がどうなっても、息子だけは生かしたい」、医学の限界を越えた80歳父の愛
  • 日本では人気のこの食材、欧米では「汚い」と敬遠されていたが、いまや地球を救う食材に
  • 「心が不安定な時に惹かれる色?」最近“この色”を選びがちなら...実は“心からのSOS”かもしれない!

こんな記事も読まれています

  • 「これ本当にロールス・ロイスか?」幅も姿も激変したカリナンに騒然
  • UFC王者が選ぶ“怪物マシン”、爆音が語る闘争本能
  • “90kg軽量化したプラットフォーム”で北米を獲る!ホンダの本気度にライバル震撼
  • トヨタGR、0.01mmの狂気精度、匠が支える“別世界の工場”
  • 世界の「太陽」も中国製?再エネ覇権を握った“赤い帝国”が地球を照らす
  • 1泊2300円→賠償63万円 “返金しろ女”がホテルを水没させた結果…
  • 「見せなければクビだ」女性清掃員に“生理を証明しろ”と迫った上司たち
  • 警告無視で海岸さんぽ…観光客3人、カナリア諸島で波にのまれる

こんな記事も読まれています

  • 「これ本当にロールス・ロイスか?」幅も姿も激変したカリナンに騒然
  • UFC王者が選ぶ“怪物マシン”、爆音が語る闘争本能
  • “90kg軽量化したプラットフォーム”で北米を獲る!ホンダの本気度にライバル震撼
  • トヨタGR、0.01mmの狂気精度、匠が支える“別世界の工場”
  • 世界の「太陽」も中国製?再エネ覇権を握った“赤い帝国”が地球を照らす
  • 1泊2300円→賠償63万円 “返金しろ女”がホテルを水没させた結果…
  • 「見せなければクビだ」女性清掃員に“生理を証明しろ”と迫った上司たち
  • 警告無視で海岸さんぽ…観光客3人、カナリア諸島で波にのまれる

おすすめニュース

  • 1
    「薄ければ売れるは幻想だった?」話題性は抜群も販売は低迷...“世界最薄”iPhone Air、発売1か月で失速

    IT・テック 

  • 2
    「これ本当にロールス・ロイスか?」幅も姿も激変したカリナンに騒然

    フォトニュース 

  • 3
     【危機感ゼロ】155億円の宝石盗難された、ルーヴル美術館 セキュリティのパスワードがまさかの“LOUVRE”!

    トレンド 

  • 4
    UFC王者が選ぶ“怪物マシン”、爆音が語る闘争本能

    フォトニュース 

  • 5
    「私、まだ生きているのに...」米医療機関が患者531人に“死亡通知”を誤送信、患者絶句!

    トレンド 

話題

  • 1
    ビル・ゲイツ断言「地球温暖化で人類が滅亡することはない!」気候行動主義ゲイツの“立場激変”が波紋

    トレンド 

  • 2
    “90kg軽量化したプラットフォーム”で北米を獲る!ホンダの本気度にライバル震撼

    モビリティー 

  • 3
    北朝鮮の「闇ネットワーク」を暴いた監視サイトが突如閉鎖!誰が情報の扉を封じたのか

    ニュース 

  • 4
    トヨタGR、0.01mmの狂気精度、匠が支える“別世界の工場”

    フォトニュース 

  • 5
    「産婦人科の更衣室が丸見えに!」インドの病院で“女性患者の更衣映像”が流出...警察が捜査開始

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]