米国で、グーグル系の自動運転ロボタクシー、ウェイモが緊急出動中の救急車の通行を妨げる事案が発生し、自動運転車の安全性や緊急時の対応能力を巡る論争が強まっている。最近は、スクールバス関連の法規違反や歩行者との衝突事例も相次いでおり、米国の交通当局による調査範囲も広がっている。

5日、聯合ニュースTVはFOX7オースティンなど米国の現地メディアを引用し、1日にテキサス州オースティンで銃撃事件の現場へ向かっていた救急車が、ウェイモの自動運転タクシーに通行を妨げられ、到着が遅れる事態が起きたと報じた。当時は銃撃事件が発生し、負傷者搬送のため救急車が緊急出動していた状況だった。SNSで公開された映像には、事件現場近くの道路でウェイモ車両が停止している様子が映っていた。
ウェイモ側によると、車両は救急車を認識した後、道を譲るためUターンを試みた。ところが、道路中央で進路を定められないまま停止し、救急車の進入を妨げる形になった。周囲の通行人は、運転手のいない車両に向かって「急げ」と叫んで状況を急かしたが、車両は動かなかった。最終的には警察官が直接車両を運転して移動させ、事態は収拾した。その間、救急車はいったん後退し、別の経路に迂回せざるを得なかった。
救急当局は、このような状況が緊急救助活動に影響を及ぼしかねないとして懸念を示した。一方、ウェイモ側は、患者救助に大きな影響はなく状況は迅速に解決したとした上で、自動運転システムはこうした緊急事態に備えて訓練されていると説明した。同日に発生したこの銃撃事件では、銃撃犯を含む3人が死亡し、14人が負傷したと伝えられている。
一方で、ウェイモ車両を巡る論争は今回が初めてではない。米国国家運輸安全委員会(NTSB)は、ウェイモ車両が今年1月ごろ、テキサス州オースティンで停車中だったスクールバスを違法に通過した事案について調査中だと明らかにしている。このほかにも、ウェイモは昨年、テキサス州で少なくとも19件のスクールバスに関する違法追い越し・通過で摘発され、これを受けて同年12月には関連車両のソフトウェアを更新するなど、リコール措置を実施した経緯がある。
しかし、リコール後も同様の法規違反事例が発生したため、NTSBは類似事案の防止に向けた安全勧告を公表する計画だ。













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