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「アルファードより安い」BYDデンツァD9、豪華装備で日本車の牙城を崩しにきた

山田雅彦 アクセス  

引用:デンツァ
引用:デンツァ

家族全員で乗る大型ファミリーカーを電気自動車(EV)として検討する際、最大の懸念材料となるのは「充電時間」だ。バッテリー容量が大きい分、充電ステーションでの待機時間が長くなり、子供を連れた長距離の旅行では大きな欠点となる。

しかし、中国のEV首位メーカーであるBYDは、わずか5分でバッテリーの大部分を充電できる次世代ミニバン(MPV)を発表し、電動ファミリーカー市場のハードルを劇的に下げようとしている。単なる急速充電の実現にとどまらず、高級ラグジュアリーバンに匹敵する豪華な仕様を備え、世界の自動車市場から注目を集めている。

■「休憩の合間に充電完了」 ストレスを解消した革新技術 

海外メディアや業界関係者によると、BYDのプレミアムブランド「デンツァ(騰勢)」は、2代目となる「D9」の事前予約を開始した。最大の競争力は、大幅に短縮された充電速度にある。

新型デンツァD9には、BYDが新たに開発した「ブレードバッテリー2.0」が搭載されている。バッテリー残量10%から70%まで充電するのに要する時間はわずか5分、97%までの充電も9分で完了する。高速道路のサービスエリアで休憩するわずかな時間に走行準備を整えられることは、長距離移動が多いミニバン需要層にとって極めて大きなメリットだ。EVの弱点であった待機時間を、ガソリン車の給油と同等のレベルまで引き上げたといえる。

■アルファード級の豪華装備で「コストパフォーマンス」を実現 

充電速度に加え、D9のもう一つの武器はプレミアムな仕様だ。2代目D9の事前予約価格は38万9,800元(約899万円)からに設定されている。これは一般的なミニバンの主力グレードよりも高価な水準だ。

それにもかかわらず、市場では「コストパフォーマンスが優れている」との評価が出ている。室内素材や快適装備が、1,100万円を超えるトヨタ「アルファード」などの最高級ミニバンと直接競合できるほど豪華だからだ。全席に最高級ナッパレザーを採用したほか、2列目シート専用の独立型ディスプレイ、スマートフォンのワイヤレス充電パッド、小型冷蔵庫、ハイエンドオーディオシステムなどが標準装備されている。高価な追加オプションを選ばずとも、最高級の居住性を享受できる点が、価格に対する心理的抵抗を相殺している。

■走行中の車酔い問題を解消 制御システムの進化 

プレミアムミニバンの完成度を左右するもう一つの尺度は乗り心地だ。重量のある大型MPVは、構造的に後部座席の乗客が路面の振動や揺れを感じやすい。特に子供を乗せるファミリーカーにおいて、車酔いは深刻な問題となる。

D9は、独自に開発した知能型車体制御システム「DiSus」によってこの課題を解決した。路面の凹凸をリアルタイムで検知してサスペンションの減衰力を調整することで、コーナリングや段差を越える際の車体の傾きを劇的に抑制する。

2代目D9は、実用性とラグジュアリーさを両立し、EV最大の欠点である充電ストレスさえも解消した強力なパッケージとなった。ハードウェアの進化と充電革命を兼ね備えた中国製プレミアムバンの攻勢が、今後のミニバン市場にどのような刺激を与えるのか、業界の関心が集まっている。

山田雅彦
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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