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BYD、英国EV市場で「異変」起こす…16週でBMW i4の年間販売を超越

山田雅彦 アクセス  

引用:BYD
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中国メーカーによる欧州市場への進出が続く中、英国市場ではBYDの存在感が急速に高まっている。EUが中国製EVに対して追加関税や輸入規制を維持する一方、EU離脱後の英国は比較的開放的な市場環境を維持しており、中国ブランドにとって重要な販売拠点となっている。2025年の英国EV市場では、テスラが年間4万5,000台超を販売して首位を維持し、アウディやフォード、BMWも1万台規模の販売を記録した。しかし2026年に入ると、市場構造に変化が生じている。

引用:AFP通信
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BYDは前年まで販売上位圏に入っていなかったものの、2026年4月末時点で英国EV市場シェア7%を獲得した。累計販売台数は1万2,754台に達し、BMW i4の2025年年間販売台数を約16週間で上回った計算となる。特徴的なのは、英国政府による購入補助金への依存度が低い点だ。英国では3万7,000ポンド以下のEV購入時に最大3,750ポンドの補助金が設定されているが、BYDは価格競争力と商品力を背景に、補助金対象外の個人ユーザーからも需要を獲得している。

引用:BYD
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製品展開では、DOLPHINやATTO 3、SEAL、SEALION 7など複数のEVを投入し、幅広い価格帯をカバーしている。加えて、SEAL UやSEALION 6などのPHEVも展開しており、PHEVを含む累計販売台数は2万6,396台に達した。これは英国新車市場全体の約9.5%に相当する水準だ。さらにBYDは車両販売に加え、家庭用エネルギー貯蔵システムや充電器事業も拡大している。今後は超高速充電網「FLASH Charging」の導入も計画しており、車両とエネルギー事業を統合した戦略を推進している。

引用:BYD
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一方で、英国市場では競争環境も変化しつつある。BMW iX3やメルセデス・ベンツGLC EVなど、新世代EVの投入が予定されており、プレミアムブランドによる巻き返しの可能性も指摘されている。それでもBYDは、価格性能比に加えて電池技術やエネルギー関連事業まで含めた包括的な展開を進めており、従来の中国メーカーとは異なる競争軸を構築しつつある。英国市場でのシェア拡大が一時的な現象にとどまるのか、中長期的な市場再編につながるのかが注目される。

山田雅彦
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