メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

トランプ政権下で日本自動車メーカーのロビー活動費が増加、米国市場を巡る戦い

太恵須三郷 アクセス  

引用=AP
引用=AP

日本の主要自動車メーカーは、1期目のドナルド・トランプ政権当時、前政権と比較して米国内でのロビー活動費を大幅に増加させていたことが分かった。強力な貿易規制に対応するため、政府に対し説得する活動が多かったということの証とも言える。

4年ぶりにトランプ次期大統領の返り咲きが決まり、日本の自動車メーカーは再びロビー活動の強化に動き出している。

日本経済新聞が12日、米調査会社「オープンシークレット」の統計を基に、トランプ第1次政権(2017~2020年)とオバマ第2次政権(2013~2016年)における日本の主要自動車メーカーのロビー活動費の年平均額を分析した。その結果、トヨタ・ホンダ・日産の3社の支出を合わせた金額が、トランプ第1次政権中に前政権に比べ、25%増えていたことが判明した。

トヨタは2017~2020年、年平均約646万ドル(約10億753万円)を支出し、直前の4年間平均値より32%増加した。2019年には20年来最高値の711万ドル(約11億890万円)を計上した。

ホンダもトランプ第1次政権下で19%のロビー費用増加を記録し、2017年には326万ドル(約5億844万円)の支出を記録し、マツダとスバルも2010年代後半からロビー活動費を増加させている。

トランプ第1次政権における日本自動車メーカーのロビー活動強化は、米国の保護貿易政策への対応策として不可避だった。当時、米国は高関税を武器に自国内投資を要求するなど、保護貿易政策を強力に推進していた。その後のバイデン政権下では、電気自動車(EV)優遇政策への対応が必要となり、ロビー活動の重要性が持続している。

各社はEVラインナップの拡充や北米生産の拡大などの施策を進めつつ、米政府や議会関係者に対し、日本企業がいかに米国の雇用創出へ貢献しているか、そして日本車の優れたエネルギー効率性を強調する説得活動を展開せざるを得なかった。その結果、バイデン政権下、2021~2023年度のロビー年平均額は、オバマ政権第2次に比べ16%多くなった。

今回の大統領選でトランプ次期大統領が勝利を手にしたことで、米国市場を重視する世界の自動車メーカーのロビー活動は一層活発化すると予想される。トランプ次期大統領は、日本を含む全輸入品に一律10~20%の関税を課す計画を表明し、中国に対しては60%の関税を課すと公言してきた。

これを受け、日本企業はロビー活動の強化を改めて強調している。

メキシコで生産する完成車の約80%を米国に輸出するホンダは、6日の決算発表会見で「輸出関税は短期的に大きな影響を及ぼす」とし、「ロビー活動を含めた対応を進める」と表明した。

日産も7日の会見で、ロビー活動重視の方針を明確にした。オールズコンサルティンググループの羽生田慶介代表は「トランプ次期大統領が関税と投資規制を強化すれば、企業は自社が規制の例外対象となるよう、ロビー活動をさらに強化せざるを得なくなるだろう」と指摘した。

太恵須三郷
CP-2023-0094@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • サムスンが“二度折れるスマホ”を初公開…次世代モデル「トライフォールド」に世界が注目
  • 「忠誠の象徴が逃げた」北朝鮮代表団の通訳が亡命、金正恩体制に広がる“静かな崩壊”
  • 「テスラ、完全自動運転の野望崩壊」...自動運転ゼロの“サイバーキャブ”、価格戦略と安全規制の狭間で揺れる!
  • 「北朝鮮は絶対崩れないのか?」極秘情報と脱北者証言からわかる“クーデター不可能”の現実
  • 「豚の腎臓移植で9カ月生存!」米UCLA、“遺伝子改変臓器”の実験に成功
  • 「合意内容と違う!」トランプ政権の“成果誇張外交”に日本・韓国困惑...経済同盟に深まる“信頼の亀裂”

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • タイタニック号「一等船客名簿」が競売へ…113年ぶりに姿現した遺品、その落札額は?
  • 「使い捨て容器を再使用」…インド鉄道で発覚した“衛生崩壊”、国民の怒りが止まらない
  • 信頼を裏切る“最低の犯罪”…登録者60万人の人気YouTuber、児童ポルノ所持で逮捕
  • 「未知のDNAが30%」…メキシコで公開された“宇宙人ミイラ”、人類の常識が揺らぐ

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • タイタニック号「一等船客名簿」が競売へ…113年ぶりに姿現した遺品、その落札額は?
  • 「使い捨て容器を再使用」…インド鉄道で発覚した“衛生崩壊”、国民の怒りが止まらない
  • 信頼を裏切る“最低の犯罪”…登録者60万人の人気YouTuber、児童ポルノ所持で逮捕
  • 「未知のDNAが30%」…メキシコで公開された“宇宙人ミイラ”、人類の常識が揺らぐ

おすすめニュース

  • 1
    「公園に集う親たち」“結婚しない子ども”に焦る…中国で広がる“相親角”という現実

    トレンド 

  • 2
    「秋になると髪が抜ける?」…それ、病気じゃなく“季節性脱毛”かもしれない

    トレンド 

  • 3
    「耳のないウサギ」に届いた“やさしい奇跡”…農夫がかぎ針で編んだ“愛の耳”が話題に

    トレンド 

  • 4
    「寝室の明かり」が心臓に負担をかける?女性や若い世代で影響が大きい傾向、最新研究が報告

    ライフスタイル 

  • 5
    「もうひとりじゃないよ」…母を失った子ザルを包み込んだ妊娠中の犬、その優しさに世界が涙

    フォトニュース 

話題

  • 1
    「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開

    フォトニュース 

  • 2
    「もう一度だけ、一緒に泳ぎたい」…沈む子を支えた母イルカの“切なすぎる祈り”

    トレンド 

  • 3
    【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来

    フォトニュース 

  • 4
    1億円のピカソ作品「輸送中に消失」…警察が突き止めた“意外すぎる真実”

    トレンド 

  • 5
    【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始

    モビリティー 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]