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フィリピン、ジンベエザメツアーを全面中止 給餌行為が環境法違反と判断…生態系への悪影響を懸念

荒巻俊 アクセス  

引用:EPA通信
引用:EPA通信

フィリピンの有名観光地であるボホール州政府が、アルバカーキ、ダウイス、リラなどの地域で行われているジンベエザメツアーの中止を決定した。

フィリピンの「セブ・デイリー・ニュース」や「フィルスター・グローバル」、「ラップラー」などの現地メディアは最近、ボホール州のエリコ・アリストトル・オメンタド知事が3日、近隣海域でのジンベエザメ観察を含むあらゆる形態のジンベエザメ観光活動を即時中止する行政命令に署名したと報じた。

これら3地域ではジンベエザメ観察などの観光商品が提供されていたが、ジンベエザメへの給餌を禁止する地方条例に違反していた。また、ジンベエザメツアーを提供していた業者が環境天然資源省(DENR)などの政府機関の許可を得ずに違法に営業していたことも判明した。

これを受けて当局は先月、環境活動家、ダイビング業者、リゾート経営者らがジンベエザメタスクフォース(TF)を結成し、観光商品の実態調査を行った。その結果、餌として与えられるオキアミが激しい悪臭を発生させ、給餌がジンベエザメの回遊ルートを変えるなど、生態系に悪影響を及ぼしていることが明らかになった。

オメンタド知事は、観光客によるジンベエザメへの給餌が生態系に悪影響を与えており、これは環境法違反に当たると指摘した。

今回の措置は、業界全体の取り組みと協議を通じて解決されるまで継続される。知事は、ボホールには他の人気観光スポットがあるため、ジンベエザメツアーの中止が観光客減少につながることはないとの見解を示した。また、ツアー中止により職を失う労働者への生活支援を約束した。

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