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レンタカー株が急騰し投資家の期待高まる、トランプ政権の25%輸入車関税決定で中古車市場が活性化

荒巻俊 アクセス  

米ドナルド・トランプ政権がすべての輸入車に25%の関税を課す決定を下したことで、中古車市場への期待が高まっている。関税による新車価格の上昇で、相対的に安価な中古車に消費者が殺到するとの見方からだ。レンタカー大手のハーツとエイビスの株価は1日で20%以上急騰した。

27日(現地時間)のニューヨーク株式市場で、ハーツの株価は前日比22.61%急伸し、4.23ドル(約629円)で取引を終えた。1年前に8ドル(約1,192円)台だったハーツ株は、前日には3ドル(約447円)台まで急落していたが、この日一気に4ドル(約596円)台を回復した。2021年の上場以来、最大の日次上昇率を記録した。

エイビスも同様の動きを見せた。この日20.49%上昇し、74.16ドル(約1万1,053円)で終値をつけた。先月15日に96.5ドル(約1万4,383円)を記録した後、下落が続いていたエイビス株だが、再び上昇に転じた。

中古車需要増加への期待がこれらの株価を押し上げた。調査会社Vital Knowledgeは「投資家は関税によってレンタカー会社保有の車両価値が上昇すると判断した」と分析している。

市場ではトランプ政権が輸入車に課した25%の関税により、新車価格が最大1万2,000ドル(約178万円)上昇する可能性があると試算していると、ブルームバーグが伝えた。ゴールドマン・サックスは、米国内製造車でも部品の半分を輸入する場合、車両価格が3,000~8,000ドル(約45万-119万円)上昇する可能性があると予測している。輸入車の場合は5,000~1万5,000ドル(約75万-223万円)の価格上昇を見込んでいる。バンク・オブ・アメリカは関税による車両価格の上昇幅が最低でも4,500ドル(約67万円)に達すると分析した。

新車価格の上昇は消費者を中古車市場へ向かわせる。コックス・オートモーティブの上級ディレクター、ジェレミー・ローブ氏は「新車価格の上昇により、より多くの消費者が新車の代わりに中古車を選択するようになり、それに伴い中古車の価値が上昇するだろう」と予測した。この日、中古車販売大手CarMaxの株価も2.55%上昇した。

一方、関税の逆風を受けた自動車メーカーの株価は軟調な推移となった。ウォール街のアナリストらは、GMをはじめとする米自動車メーカーがメキシコやカナダなどに生産拠点を持ち、部品も海外生産に依存しているため、関税の影響を免れないとみている。この日、米自動車大手のGMとフォードの株価はそれぞれ7.36%、3.88%下落し、ステランティスも1.25%の下落を記録した。

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