
「オマハの賢人」と呼ばれる米国の伝説的投資家、ウォーレン・バフェット氏(95)が、率いてきた投資会社バークシャー・ハサウェイ(以下、バークシャー)の経営第一線から、約60年ぶりに退くことになった。米メディアは、バフェット氏が投資戦略にとどまらず、「人生の知恵」を発信してきた点にも注目し、特集を組んでその功績を振り返っている。
先月31日(現地時間)、「ロイター通信」によると、バフェット氏は同日をもってバークシャーの最高経営責任者(CEO)を退任し、新年1月1日付で後継者のグレッグ・アベル副会長(63)が経営の指揮を執る。
一方、バフェット氏は会長職にとどまり、ネブラスカ州オマハの本社に日々出勤し、アベル氏の経営を支える考えだという。
バフェット氏はこれまで「引退後は静かに過ごす」と語っており、今後は過去のように目立った活動を行う可能性は低いとみられる。昨年5月の株主総会では、年末をめどに経営第一線から退く意向を突如明らかにしていた。
「ロイター通信」の分析によると、バフェット氏が1965年にバークシャーの経営権を取得して以降、同社株を保有し続けた投資家の収益率は約610万%に達した。これは、配当金を含めたS&P500指数の累積収益率約4万6,000%を大きく上回る。
バフェット氏は一貫して「価値投資」や「長期投資」の重要性を訴え、株式市場の「バイブル」とも称される数々の名言を残してきた。
ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、バフェット氏は約1,500億ドル(約23兆6,000億円)の資産を保有し、世界の富豪ランキングで10位に入る。それでも質素な生活で知られ、3人の子どもには資産を相続させず、保有資産の99%を寄付する意向を示している。昨年11月には、米国の感謝祭に合わせて株主に宛てた書簡で、「偉大さは他人を助ける小さな行動から生まれる」と人生の教訓を残していた。
















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