ドイツの捜査当局が、ベルリンで発生した大規模な放火事件の容疑者に関する決定的な情報を提供した人物に対し、懸賞金として約1億8千万円を支払う方針を示し、話題となっている。
27日付の独紙「ターゲスシュピーゲル」によると、ドイツ連邦検察は送電網放火事件の容疑者について有力な情報を提供した場合、最大100万ユーロ(約1億8,338万円)を支払うと発表した。この内容を記した広告掲示板は現在、ベルリン市内各地に設置されている。

カイ・ヴェグナー・ベルリン市長はこれについて、「国家が左派テロリストとみられる犯人の検挙を最優先課題としていることを示す明確なシグナルだ」と説明した。
今回の懸賞金額は、ドイツで単一事件の容疑者に対して設定されたものとしては過去最高水準となる。2019年にドレスデンの博物館で約1億1,300万ユーロ(約208億円)相当の貴重品が盗まれた事件では、その半額に当たる50万ユーロ(約9,200万円)が懸賞金として設定された。また、2016年のベルリン・クリスマスマーケットで発生したトラック突入テロ事件の犯人に対しては、10万ユーロ(約1,847万円)が懸けられていた。
今月3日、ベルリン南西部リヒターフェルデ地区にある熱電併給発電所付近の高圧送電ケーブルで火災が発生し、周辺の住宅約4万5,000世帯と商業施設2,200カ所で停電が起きた。病院や交通機関の運営にも支障が出るなど、市民生活に大きな影響が及び、電力の完全復旧は4日後の7日となった。
火災発生直後、「フルカングルッペ」を名乗る左翼過激派組織が犯行声明を公開し、自らの犯行だと主張した。ただし、声明文のドイツ語表現が不自然で、ロシア語に翻訳するとより自然になる点などから、外国の情報機関が関与している可能性も指摘されている。
















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