
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は現地時間17日、早期の終戦交渉を求めるドナルド・トランプ米大統領の圧力について「過度だ」との認識を示し、一方的な領土放棄を迫る要求には応じられないと明言した。
ゼレンスキー大統領は、米政治メディア・アクシオスとの電話インタビューで、ロシアがまだ占領していない地域を含め、ウクライナ東部ドンバスの全域を放棄するよう求められても受け入れられないと説明した。こうした案は国民投票にかけたとしても否決されるとの見通しも示している。
さらにゼレンスキー大統領は、国民は感情面からもこの要求を許容しないとした上で、追加の領土放棄がなぜ必要なのか理解されないだろうと強調した。
一方で、休戦文書に「現在の前線をそのまま維持する」内容が盛り込まれるなら、国民投票でも支持される可能性があると付け加えた。
現状、ロシアはドンバス地域の約88%を掌握しているとされ、残る約12%を含むドンバス全域を求めている。これに対しウクライナ側は、領土は放棄できないとの立場を崩さず、現在の前線を凍結すべきだとしている。
ゼレンスキー大統領はまた、トランプ大統領がロシアではなくウクライナにだけ公然と譲歩を求める姿勢は「公平ではない」と指摘した。
そのうえで、今回の圧力がトランプ大統領の戦術にとどまり最終決定ではないことを望むとし、ウクライナよりもロシアに圧力をかける方が容易ではないかとの見方も示した。
さらに、自分はそうした圧力に簡単に屈するタイプではないとも述べ、スティーブ・ウィトコフ特使やジャレッド・クシュナー氏ら米交渉チームとは、相互尊重のもとで協議を進めていると語った。
ウクライナとロシアは現在、米国の仲介のもとで終戦案を協議する3者交渉を進めている。トランプ大統領は6月の終戦を目標に早期合意を求める一方、交渉の成否はウクライナにかかっているとして圧力を強めている。
















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