
ロイター通信などによると、ニューヨークは冬の嵐で通行禁止と休校令が出され、事実上前日(23日)は休日となった。当時ニューヨークを含む米国北東部は暴雪・強風・吹雪を伴う嵐に見舞われた。
10年ぶりの大雪に対し、オンライン上ではマンハッタン南部のワシントンスクエアパークで雪合戦をしようというイベント情報が盛んに拡散された。同公園はニューヨークで最も人気のある集合場所の一つだ。実際、この日午後3時頃、学校や職場から数十人がここに集まった。市民たちは互いに雪を投げ合ったり、雪だるまを作ったり、写真を撮ったりして雪を楽しんだ。
しかし、群衆が集まると、万が一の事故を防ぐために出動した警察に、雪玉が次々と当たり、楽しいはずの雪合戦はたちまち混乱へと変わっていった。
ソーシャルメディアで拡散された映像によると、複数の警官が雪合戦の集団に近づいていく途中で雪玉を受け、警察は2人の市民を押しのけた。別の映像でも道を歩いていた警察に雪を投げる市民たちの姿が捉えられた。
法執行機関など公権力が厳格に尊重される米国でも、特にニューヨーク警察は高い権威を誇っている。そのため、警察に雪玉を投げた行為について市民の間で論争が巻き起こった。
ジェシカ・ティッシュ警察長は声明を発表し、警察に対する「恥ずべき犯罪的行為」とし、事件を「調査中」と述べた。また、今回の事件で警官2人が雪玉で顔や首に「裂傷」を負い、安定した状態で近くの病院に搬送されたと付け加えた。
ニューヨーク警察はこの日夕方、暴行容疑で18〜20歳の男性2人を指名手配したが、現時点で逮捕者はいないと説明した。今回の事件は、過去に警察と摩擦を抱えてきた現ニューヨーク市長の存在もあって、政治問題に発展する様相を呈している。
昨年の選挙で旋風を巻き起こし当選した「進歩的社会主義者」マムダニ市長は、過去にニューヨーク警察を「人種差別的だ」と非難し、予算削減を主張するなど敵対的な姿勢を示していた。
マムダニ市長は昨年の選挙過程で過去の発言が論争になった際謝罪し、当選後異例にもニューヨーク警察長を留任させ、組織をなだめる姿勢を見せた。今回の事件についてマムダニ市長は「それは雪合戦だった」とし、事態の波紋を縮小しようとしている印象を与え、再び論争を引き起こした。
すると、前・現職のニューヨーク警察官を代表するニューヨーク市警察慈善協会は声明で「これは単なる雪合戦ではなく暴行だった」とし、「市長は恥ずべきメッセージを送った」と批判した。また、昨年の選挙でマムダニと争ったアンドリュー・クオモ前ニューヨーク州知事(民主党)はソーシャルメディアの投稿で「言葉には結果が伴う」とし、「我々は法執行機関軽視の風潮が強まるのを目の当たりにしている。真の指導者はこれを理解しているが、今の市長はそうではない」と指摘した。エリス・ステファニク連邦下院議員(共和党・ニューヨーク)はソーシャルメディアの投稿でこの事件を口実にマムダニ市長を「警察予算削減市長、反公権力社会主義者市長」と非難した。















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