
中国の王毅外相が、「一部の大国が安易に武力を行使している」と述べ、米国を念頭に批判した。
18日の中国外務省によると、王外相は前日、中国とベトナムの二国間協力指導委員会の第17回会議後、中国メディアのインタビューでこうした認識を示したという。
王外相は「現在の国際情勢は大きな調整局面にあり、地域紛争も拡大している」と指摘し、「一部の大国が安易に武力を行使し、世界の平和と安定に深刻な影響を及ぼしている」と批判した。
特定の国名には言及しなかったものの、イラン戦争などを巡る米国の相次ぐ軍事行動を念頭に置いた発言とみられる。さらに「強権政治に未来はなく、一方的な行動は人心を得られない」と述べ、「アジアの長期的な平和と安定は容易に得られたものではなく、各国が一層重視すべきだ」と訴えた。
また、ベトナムと進めた外交・国防・公安の「3プラス3」戦略対話の初の閣僚級会合の成果にも言及した。
王外相は、今回の会合を通じて、両国の改革開放の深化や、外交・国防・公安といった中核分野での協力強化に向けた認識で一致したほか、覇権主義や一方主義に共同で反対する方針を確認したと説明した。その上で、今後は定期的な意思疎通や調整を進めるとともに、海軍による共同巡視や合同訓練、越境犯罪の取り締まり強化などを推進していく考えを示した。
二国間協力指導委員会の会議については、中越運命共同体の構築をさらに進めるための具体策で合意したと説明した。
具体的には、戦略的相互信頼の強化やハイレベル交流の拡大に加え、インターネット賭博や詐欺の取り締まり、犯罪収益の追跡といった分野での協力を深めるほか、軍と治安当局の協力や合同訓練、国境防衛に関する連携を強化する方針だという。人工知能(AI)など新興分野での協力も推進する。
さらに、意見の相違を適切に管理し、海上問題に関する協議メカニズムを活用して、比較的敏感度の低い分野での協力を進めるとともに、一部海域での共同開発を通じて南シナ海の平和と安定を維持していくことで一致したと付け加えた。
王外相は16日、ハノイでベトナム側と外交・国防・公安の「3プラス3」戦略対話の閣僚級会合を共同で主宰した。17日には、ベトナムのブイ・タイン・ソン副首相と中越二国間協力指導委員会の第17回会議を開き、両国の各分野における協力策について協議した。
















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