
ドナルド・トランプ米大統領がイランへの攻撃を5日間猶予すると発表したが、イスラエルはお構いなしにイランとレバノンへの攻撃を続けている。これまでヒズボラと長期間対立してきたイスラエルは、20年ぶりに最も強力な攻勢で緩衝地帯を作ることを目指している。
ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相は23日(現地時間)トランプ大統領との通話直後、「戦争の成果を活用して核心的利益を守る機会があると信じている」としながらも、「イランとレバノンを今後もさらに攻撃する」と警告した。実際、イスラエルはトランプ大統領の猶予宣言後約50分でイスラム革命防衛隊(IRGC)陸軍司令部などの核心軍事目標に100発以上の攻撃を加えた。
米国とイスラエルの意見の相違は今回の交渉過程でも変数になると予想される。米国はイラン体制を維持しホルムズ海峡に対する影響力とエネルギー覇権を確保する計画だが、イスラエルはイランの政権弱体化を最優先にしている。
カーネギー国際平和財団(CEIP)によると、イスラエルは「芝刈り」戦略を堅持している。これは可能な限り多くの目標を攻撃して相手を弱体化させる方法で、ガザ地区のハマスやレバノンのヒズボラに対応した前例と類似している。イスラエルは住宅・病院・学校など民間人の被害を顧みず攻撃を続けている。人権団体HRANAによると、開戦以降イランでは子供217人を含む約1500人が、レバノンでは少なくとも1029人が死亡した。
イランの反撃も激しい。イラン国営放送IRIBによると、イラン軍は同日イスラエルの核心空軍基地とヨルダンのアズラク基地に自爆ドローン攻撃を敢行し、隣国にある米軍基地まで攻撃した。
一方、ニューヨーク・タイムズ(NYT)はトランプ大統領の今後の決定がイスラエルの攻撃の様相に影響を与えると見ている。エーロン・ミラーCEIP研究員は「ある時点でネタニヤフ首相が追求する対イラン戦争の目標は、戦争中断を要求するトランプ大統領の必要性と衝突するだろう」とし、「彼が『中断』を要求する時、ネタニヤフ首相はやむを得ずそうするだろう」と見込んでいる。
















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