空中散布された対戦車地雷の疑惑…イラン南部のミサイル基地周辺で不審な物体を確認

米国がイランの移動式ミサイル発射台を阻止するため空中から対戦車地雷を撒いた可能性が指摘された。イラン南部シーラーズ近くで「ツナ缶のような爆発物」が散乱しているという現地の主張と写真が拡散している。
米軍事専門メディアのThe War Zone(TWZ)は26日(現地時間)、この物体が米軍の散布式対戦車地雷であるBLU-91/B系である可能性が高いと分析した。ただし、米中央軍(CENTCOM)は関連の問い合わせに回答せず、情報源も独立して完全に検証された段階ではない。
今回の疑惑が注目される理由は、単なる空爆を超えて「道路封鎖」という新たな戦術が読み取れるからだ。アメリカとイスラエルはここ1ヶ月近くイランのミサイル基地や生産施設、発射地点を集中攻撃してきたが、イランは発射数を減らしながらもミサイル攻撃を続けている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、イランの発射能力が当初より90%以上減少したものの完全には排除されておらず、さらに奥地の内陸基地と移動式発射システムが依然として持ちこたえていると報じた。
入口を攻撃し道路も封鎖、地下基地の「発射経路」を狙った可能性

TWZが注目した地点は、現地の写真と映像で撮影された場所である。報道によると問題の物体の一部はシーラーズ南部カファリ地域で確認されており、この地域はシーラーズ南部ミサイル基地に近い場所として挙げられている。地下基地の出入口や周辺道路に地雷を撒いて移動式発射台や再装填車両、支援車両の動きを封じようとした可能性があるという分析だ。
この方法は軍事的にかなり論理的だ。空爆で坑道の入口を攻撃しても完全に無力化できなければ、結局発射台が他の出口や周辺道路を通じて脱出し再び発射に出ることができる。一方、散布式対戦車地雷は狭い進入路と迂回路を同時に封鎖し、重装備車両の移動を困難にできる。メディアは遠隔散布型地雷がこの任務に適しており、イランのミサイル発射能力をさらに弱体化させる目的なら十分に説明できる選択肢だと指摘した。

実際に写真の物体は米軍のゲイター空中散布地雷システムに使用されるBLU-91/B系対戦車地雷と非常に類似していると分析された。ゲイターは航空機から複数の地雷を広く散布して特定地域への接近を阻止するシステムだ。ワシントン・ポスト(WP)も専門家を引用し、この物体がアメリカ製の対戦車地雷と見られ、航空機から散布された可能性が高いと報じた。このシステムは磁場の変化を感知して車両を狙う方式で知られており、一定時間が経過すると自爆するよう設計されているが、それまでは民間人にも危険が及ぶ可能性がある。

空爆だけでは終わらないイランのミサイル戦、残るのは「不発弾論争」
今回の疑惑はアメリカとイスラエルがいくら強く攻撃してもイランのミサイル脅威を完全に排除できない現実と結びついている。WSJはイランが当初ペルシア湾近くの基地を主に活用し大きな被害を受けた後、さらに奥地の内陸基地と長距離ミサイル運用で持ちこたえていると報じた。結局、発射能力を最後まで断ち切るには生産施設の攻撃だけでなく、発射台の移動経路と再配置能力まで封じる必要があるという計算があったのかもしれない。

問題は後続の影響だ。WPによるとイラン現地ではすでに民間人の死傷者の主張が出ており、人権団体は対戦車地雷であっても民間地域に残る場合、深刻な危険を引き起こす可能性があると批判した。アメリカが実際にこの地雷を使用したかどうかはまだ公式に確認されていないが、事実となれば戦場の効率性と同様に国際規範と民間被害の論争が大きくなる可能性が高い。
今回の問題の核心は、二つに絞られる。一つはアメリカが空爆だけでは断ち切れなかったイランのミサイル発射システムに対して「道路封鎖」というカードを切ったのかどうかだ。もう一つはそのカードが事実なら、イランのミサイル戦力をより早く麻痺させられるのか、それとも不発地雷と民間被害の論争だけを大きくするのかだ。これまで確認されたのはシーラーズ近くでアメリカ製と推定される対戦車地雷型物体が発見されたという状況と、米軍がこれに対して沈黙しているという事実程度だ。米軍の沈黙は今回の疑惑をさらに大きくする背景となっている。













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