引用:ニューシス
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米国とイスラエルによる攻撃にもかかわらず、イランには依然として破壊されていない地下核施設が存在し、この施設は米国の最も強力なバンカーバスター爆弾でも破壊が困難とみられると、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が17日(現地時間)に報じた。

問題となっているのは「ピックアックス・マウンテン(Pickaxe Mountain)」と呼ばれる地下施設で、専門家らは、この施設が極めて深い場所に建設されており、完成すれば攻略が非常に難しい核兵器生産拠点になり得ると懸念している。

そのため専門家らは、イランとの停戦合意には、この施設を恒久的に閉鎖する条項を盛り込むべきだと強調している。

ピックアックス・マウンテンは現地では「クーヘ・コラン・ガズ・ラ(Kuh-e Kolang Gaz La)」と呼ばれているが、詳細はほとんど明らかになっていない。イラン中部に位置し、破壊されたナタンツのウラン濃縮施設から南へ約1.6キロ、首都テヘランからは南へ約320キロの地点にある。

昨年6月、米国がイランの核施設3カ所を空爆した後、同年秋に撮影された衛星画像からこの場所で工事が進められていることが確認された。

ドナルド・トランプ大統領は最近の演説で、この動きをイランとの戦争を開始した理由の一つとして挙げ、「3カ所が攻撃された後、イラン指導部は全く別の場所で核計画の再建を試みた。これは核兵器開発を放棄する意思がないことを示している」と述べた。

米国は昨年6月、山中にあるウラン濃縮施設フォルドゥを13.6トン級の貫通爆弾「GBU-57」で攻撃した。しかし、米科学国際安全保障研究所(ISIS)によると、ピックアックス・マウンテンはフォルドゥよりさらに約600メートル深い花崗岩層に位置しており、同爆弾でも破壊は困難とされる。

イラン政府は2020年にこの施設の建設を開始し、ウラン濃縮用遠心分離機の製造工場を設ける計画を明らかにしていた。

一部の専門家は、イランがすでに約430キログラムの高濃縮ウランの一部をこの施設に隠している可能性もあると指摘している。

今回、米国とイスラエルがこの施設を攻撃しなかった理由については、爆撃による瓦礫が内部に保管されているウランの回収や施設破壊を困難にする可能性があるためとみられている。

この施設を完全に破壊するには、米軍が直接地上から破壊する方法しかないと考えられるが、その場合には大きなリスクが伴うと指摘されている。

織田昌大
織田昌大

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