
中国初の空母「遼寧」が台湾海峡を通過し、緊張がかつてないほど高まっている。21日(現地時間)、台湾の自由時報など現地メディアは前日の午前に遼寧が台湾海峡を通過したと報じ、関連写真を掲載した。
台湾国防部が撮影し、公開した写真では、遼寧の全体像が鮮明に映し出されている。特に遼寧の艦番号「16」とともに、甲板上には艦載機8機とヘリコプター3機が確認できる。これについて台湾国防部は「遼寧が台湾海峡を通過し、通過中は綿密かつ継続的な監視を維持した」と簡潔に発表した。しかし、中国国防部はこれに対する立場を明らかにしていない。報道によると、中国の空母が台湾海峡を通過したのは、昨年12月中旬に最新型空母の福建が通過して以来、4か月ぶりだという。

このように中国の空母が台湾海峡を通過したのは、台湾を狙った武力示威とともに、海上封鎖および遠距離作戦能力を誇示するための戦略的な動きと解釈される。遼寧艦隊は単に台湾海峡を通過するだけでなく、西太平洋と南シナ海を結ぶ広範な航路を移動し、第一列島線(沖縄-台湾-フィリピン)を越える長距離作戦遂行能力を継続的にテストしている。
特に17日、海上自衛隊の護衛艦いかづちは、米国・フィリピンが主導する多国間合同訓練「バリカタン」に参加するため台湾海峡を通過した。日本の自衛隊はこれについて国際法上の「航行の自由」に基づく通常の移動だとの立場だが、中国はこれを海外への軍事力拡張の動きと見なして強く反発している。さらに、いかづちが台湾海峡を通過した17日は、1895年の日清戦争後、台湾が日本に割譲された「下関条約」締結131周年にあたり、中国はこれを意図的な挑発と見なしている。
中国の軍事専門家、張軍社はグローバル・タイムズとのインタビューで「日本の自衛隊が投入した装備と戦闘兵力は、実質的な攻撃能力を備えている」とし、「日本はバリカタン訓練を通じて、南シナ海でさらなる挑発を試みようとしている」と主張した。さらに「これは軍国主義復活の明確な兆候だ」と付け加えた。

一方、旧ソ連の未完成空母「ヴァリャーグ」を改造して作られた遼寧は、長さ304m、幅75m、満載排水量6万~6万7,000トン級の大型空母で、蒸気タービンを使用する。ただし、滑走路の端が上向きに反り上がったスキージャンプ台方式を採用しているため、艦載機の離陸重量に制限があり、燃料と武装の搭載量が少ないという欠点がある。中国は遼寧を通じて得た技術で、初の国産空母である山東と、電磁式カタパルト(EMALS)を備えた福建を相次いで建造した。














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