
世界最大の現代美術祭であるヴェネチア・ビエンナーレが激しい政治的論争に直面している。展示場であるジャルディーニ庭園内のロシア館前には、ピンク色の目出しマスクをかぶった約40人の女性活動家が集まった。
AP通信やガーディアンは、6日(現地時間)午前11時、ピンク色の目出しマスクをかぶった活動家たちがビエンナーレのロシア館前で奇襲デモを行ったと報じた。彼女たちはウクライナの女性人権団体「フェメン(FEMEN)」とロシアのフェミニストパフォーマンスグループ「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」に所属している。一部は上半身を露出し、ピンク色の煙幕弾を発射した。また、彼女たちの体には「血はロシアの芸術だ」、「ロシアは殺人を犯し、ビエンナーレは展示する」というメッセージが書かれていた。
彼女たちはロシアが2022年のウクライナ侵攻以来初めてビエンナーレに復帰したことに強く抗議している。今回のビエンナーレを巡る対立はロシアに限ったものではなかった。この日、親パレスチナ活動家たちはイスラエルの参加を巡ってイスラエル館のキャンセルを要求した。しかし、3月にビエンナーレ組織委員会は「文化と芸術において、いかなる形の排除または検閲も拒否する」との立場を表明していた。
プッシー・ライオットの創設者ナジェージダ・トロコンニコワ氏は、「ヨーロッパはウクライナを欧州の盾と位置づける一方で、ロシアのプロパガンダには依然として門戸を開いている」と批判した。そのうえで、ビエンナーレの会長に対し「ロシアからの資金受領を停止すべきだ」と訴えた。
この日のデモは20分間続き、活動家たちはロシア館の建物に登り、ウクライナの国旗を振りながら激しいスローガンを叫んだ。現場には多くの人々が集まったが、逮捕者は出なかった。デモ直後、ロシア館は安全上の理由から一時的に閉鎖され、展示場の至る所にデモの痕跡が残り、厳重な警備が敷かれていた。
















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