
ロシア軍の超音速戦略爆撃機「Tu-22M3・ツポレフ」が訓練飛行中、シベリアのイルクーツク地域で墜落した。15日(現地時間)、ロシア国防省は「Tu-22M3が着陸接近中に墜落したが、乗員全員は無事脱出した」とし、「当該機は戦闘装備を搭載せずに飛行しており、地上にも被害はない」と発表した。イルクーツクのイーゴリ・コブゼフ州知事も声明で、航空機がカメンカ村近くに墜落し、乗員4名全員が命に別状のない怪我を負い病院に搬送されたと伝えた。

現地SNSには、Tu-22M3が墜落すると思われる様子が映像で撮影され共有されている。映像では機体が地面に急降下し、山の向こうに消え、すぐ地面に衝突して黒煙が上がるのが確認できる。報道によると、現時点で墜落原因は明らかになっていないが、エンジン故障の可能性が高いとされているという。

Tu-22M3は、北大西洋条約機構(NATO)のコードネームでは「バックファイア」と呼ばれる旧ソ連時代の1970年代に開発された超音速戦略爆撃機「Tu-22M」の改良型である。Tu-22M系列の主な特徴は、米国のB-1Bのように主翼が可変翼である点だ。
性能は、全長43.46m、翼幅34.28m、高さ11.05m、自重5万4,000kg、最大離陸重量12万4,000kgで、「クズネツォフ・NK-25」エンジン2基を搭載し、最高速度マッハ1.88で飛行できる。主な武装は、左右の翼下に各1発と胴体下に半埋め込み式で1発を搭載できる長距離巡航ミサイル「Kh-22」であり、そのほかに様々な爆弾やミサイルを運用できる。

特にTu-22M3が墜落した同日、米国でも米空軍の戦略爆撃機「B-52・ストラトフォートレス」がカリフォルニアのエドワーズ空軍基地の飛行場で離陸直後に墜落した。この事故で爆撃機に搭乗していた乗員8名全員が死亡したとされる。当該爆撃機は離陸時に定期的な試験飛行中で、正確な事故原因はまだ明らかになっていない。













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