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ボルトン氏が終戦合意を猛批判、イランに翻弄されたトランプ政権との主張

梶原圭介 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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米トランプ政権1期目で国家安全保障担当の大統領補佐官を務めたジョン・ボルトン氏がイランとの終戦交渉の結果について「イランがトランプ大統領を弄んだ」と強く批判した。

ボルトン氏は16日(現地時間)、欧州メディアのユーロニュースとのインタビューでトランプ大統領が地政学的な戦略より経済問題を優先したと指摘し、「彼ら(イラン)はトランプ大統領をバイオリンを演奏するように操り、自分たちが望んでいた合意を引き出した」と主張した。

彼はトランプ大統領の最大の関心事が合意の安全保障上の意味ではなく、エネルギー価格の安定にあると主張した。ボルトン氏は「トランプ大統領が考える唯一のことは、ホルムズ海峡を開放し湾岸地域の原油が国際市場に供給されるようにし、ガソリン価格を下げることだ」と述べた。そして「米国の国家安全保障を低い燃料価格と引き換えにしたのと同じか」という質問にも「基本的にそうだ」と答えた。

ボルトン氏は、合意文書が公開されていない点にも疑問を呈した。彼は「どんな合意でもタイトルより重要なのは具体的な内容だ」とし、イランのウラン濃縮プログラムの処理方法、制裁緩和の範囲、ホルムズ海峡の正常化策などの核心的な争点が依然として不明確だと指摘した。続けて「本当に素晴らしい合意であれば、すでに公開されていたはずだ」とし、「公開しないという事実自体が多くを物語っている」と主張した。

さらにボルトン氏は、米国とイスラエルの軍事攻撃以降、イラン指導部が根本的に変化したというトランプ政権の評価にも同意しなかった。彼は「指導部の変化と言ってもイラン政権上層部の400~500人が排除されたために現れた変化に過ぎない」とし、「今は二番手の幹部や側近らを相手にすることになったが、人が変わっただけで過激な政権であることは変わらない」と主張した。

また「イランは1970年、核兵器不拡散条約(NPT)に加入して以来56年間核兵器を保有しないと述べてきたが、実際にそのつもりはなかった」と述べた。ボルトン氏は、米国のドナルド・トランプ大統領が米国の中間選挙を前に追加の軍事行動を避けようとしていることをイランが見抜いているとも主張した。彼は米国が軍事的に弱体化したイランを相手に、より強い条件を貫徹する機会を逃し合意することで、かえって交渉力を落としたと批判した。

ボルトン氏はこのアプローチにエネルギー価格を低く維持しようとするトランプ大統領の政治的計算が反映されていると主張し、イランが合意を望むトランプ大統領の立場を正確に読み取り利用したと指摘した。トランプ政権1期目の代表的な対イラン強硬派だったボルトン氏は、中東平和のためにはイラン政権の交代が必要だという立場を示しており、イランとの交渉にも一貫して批判的な態度を取ってきた。

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