健康状態悪化か、安全上の措置か

イランの最高指導者だったアリー・ハメネイ師の葬儀で後継者であるモジタバ・ハメネイ師が最後まで姿を見せなかったことから、モジタバ師の健康状態や権力継承を巡る臆測が広がっている。
5日(現地時間)首都テヘランの礼拝施設イマーム・ホメイニ・モサラで営まれた葬儀の祈りには、ハメネイ師の息子であるモスタファ師、メイサム師、マスード師の3人が棺の前に並んだが、後継者に指名されたモジタバ師は出席しなかった。ロイター通信によると、モジタバ師は2月28日に米国とイスラエルによる空爆で重傷を負って以降、公の場に姿を見せていないという。
ロイター通信はイラン政府関係者の話として、モジタバ師は顔や足などに重傷を負ったと伝え、葬儀でもモジタバ師の新たな写真や映像は公開されなかったと報じた。一方で、大統領や軍首脳、宗教指導者らがそろって参列し、政権の結束をアピールすることに重点が置かれた。
モジタバ師の欠席を巡っては様々な見方が出ている。欧米メディアは最高指導者の後継者が前任者の葬儀で中心的な役割を担うのが一般的であることから、今回の欠席は極めて異例だと指摘した。AP通信や英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は負傷の後遺症や健康状態の悪化が背景にある可能性に言及した。一方、イランメディアはイスラエルによる追加の標的攻撃を避けるため、安全上の理由から動静を非公表とした可能性があるとの見方を伝えている。













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