
ウクライナ国防省は16日、ロシア軍が同国への攻撃で使用した北朝鮮製の弾道ミサイル「KN-23」および「KN-24」に関する詳細な分析結果を発表した。これらはロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の初期モデルを基にしつつ、北朝鮮独自の設計が施されていると結論づけた。
ウクライナ軍の軍事技術者が2024年1月に東部ハルキウで回収したミサイル残骸を分析した結果、KN-23は後部直径が110cm、前方にかけて90cmまで細くなる構造であることが判明した。この仕様について国防省は「世界的に類例のない独自規格である」と説明している。
専門家らは、これらのミサイルがソ連・ロシア設計の単純なコピーではなく、イスカンデルの初期型を改良したものと指摘した。また、北朝鮮側は射程を延伸するため、ロシア製と比較して1.5倍長い大型エンジンを搭載している。一方で、制御装置には民生用部品が多用されており、接合部などに加工の粗さが見られると指摘した。
性能面では、KN-23の最大射程は推定800kmとされ、射程約250kmのイスカンデルと比較して高い長距離攻撃能力を持つ。2023年以降、ロシアには約250発が供与されたとみられる。
ウクライナ軍はこれまでに、これらの弾道ミサイル計274発を破壊したと報告した。なお、最近の衛星画像では、北朝鮮の羅先港におけるロシア向け武器輸送船の動きが停滞しており、支援ペースは鈍化している可能性がある。北朝鮮からはこれまでに、弾道ミサイルのほか多連装ロケット砲や戦車用砲弾などがロシアへ引き渡されている。
















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