
中東情勢の影響が続く中、北朝鮮のガソリン価格が韓国を上回ったと伝えられている。
6日(日本時間)、NKニュースによると、平壌のガソリン価格は7日には1㎏あたり1.24ドル(約194円)だったものが、現在は2ドル(約313円)まで急騰した。
リットル換算では1.56ドル(約244円)となり、韓国のガソリン価格である1.41ドル(約220円)を上回った。
平壌のガソリン価格はわずか1か月前まではリットルあたり約0.97ドル(約152円)で韓国より低水準だったが、最近の北朝鮮国内での燃料価格高騰により逆転したとNKニュースは報じている。
デイリーNKも、北朝鮮のガソリン価格が3月15日に1㎏あたり0.99ドル(約155円)だったものが、26日には1.10ドル(約172円)に上昇したと報じた。同期間、軽油価格も0.92ドル(約144円)から1.04ドル(約163円)へ上昇した。
このため北朝鮮国内ではガソリンなど燃料の買い占めの動きも見られると、物価事情に詳しい情報筋が伝えている。
背景には、米国による対イラン軍事措置に伴うホルムズ海峡封鎖の影響があるとみられる。
国際海上原油輸送の約5分の1を担うホルムズ海峡の物流が滞り、国際原油価格が一時1バレル120ドルを超えたことで、その影響が孤立した北朝鮮経済にも波及したとされる。
さらに北朝鮮通貨の急落もガソリン価格上昇を後押しした。デイリーNKによると、3月初めに1ドル=4万5,000ウォン(約7,800円)だった北朝鮮ウォンの為替レートは、26日には1ドル=6万9,210ウォン(約1万2,000円)まで下落したという。
専門家は、燃料価格の上昇が生産や物流コストに転嫁され、北朝鮮経済全体に広範な打撃を与える可能性があると分析している。
その結果、生活必需品など消費者物価の上昇につながり、北朝鮮住民の生活に深刻な影響を及ぼす見通しだとNKニュースは報じた。
















コメント0