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ディズニー実写版『白雪姫』、イギリスでの試写会中止の理由とは…?多様性政策とキャスティングに対する激しい反発に直面

荒巻俊 アクセス  

ディズニー実写の映画制作プロジェクトの一つである映画『白雪姫』がイギリスでプレミア試写会を開催しないことを発表し、その理由に注目が集まっている。

今月6日(現地時間)、「デイリー・メール」などの海外メディアは、ディズニーが白雪姫役に起用された女優の脚色に対する反発を懸念し、試写会を中止したと報じた。しかし、厳重な管理の下で「少数」のメディアを招待したイベントは実施される予定だ。

映画『白雪姫』は『ダンボ』、『ジャングル・ブック』、『リトル・マーメイド』などと共に、ディズニーの名作アニメを実写化するプロジェクトとして企画・制作された。白雪姫はシンデレラ、リトル・マーメイドと並び、ディズニーを代表する「プリンセス」だ。1937年の原作アニメ『白雪姫』を現代的視点で脚色し、『白雪姫』の主体性を強調したとされる。

当初は昨年の公開を予定していたが、2023年のハリウッド脚本家によるストライキで公開が延期され、日本では3月20日、イギリスでは3月21日に公開予定だ。

しかし、ラテン系の女優レイチェル・ゼグラーが白雪姫役を演じ、タイトルから「七人のこびと」が消えたことで、一部から批判の声が上がった。イギリスでの試写会中止は、レイチェルに対するメディアの質問を最小限に抑えるためではないかとの見方も出ている。

レイチェルの過去の発言も物議を醸した。2022年のインタビューで彼女は、原作アニメを「時代遅れ」とし、「白雪姫に対し王子の存在は『彼女を苦しめる男』」と批判した。さらに、過去のディズニー作品がプリンセスや権力を持つ女性を「問題のある方法で描写した」とも指摘した。

ディズニーの行き過ぎた多様性政策に疑問を呈する声もある。コロンビアとポーランドのハーフであるレイチェルがドイツ出身の白雪姫を演じるのは適切でないという意見だ。そして、白雪姫の「白雪(Snow White)」は文字通り雪のように白い肌を意味するため、過度な脚色によってキャラクターが歪められたとの指摘もある。この反発を受け、昨年12月に公開された『白雪姫』の予告編には「嫌い」が100万件を超えた。

イスラエルに反対し、パレスチナを支持する活動家たちは、女王役にガル・ガドットを起用したことにも異議を唱えている。ガルは長年イスラエルの利益を擁護してきた。一方、レイチェルは自身のSNSで「フリー(free)パレスチナ」というタグを使用して宣伝しており、両者の立場が相容れないとの指摘がある。

多様性を強調しながら、主要キャラクターである七人のこびとを全てCG処理したことも議論を呼んでいる。ディズニーの決定が、ハリウッドで仕事の機会に限りがある小人症の俳優たちの役を奪ったとの批判がある。

ディズニーが実写版制作で多様性を理由に原作と異なる女優の起用を強行し、物議を醸したのは『白雪姫』が初めてではない。以前の『リトル・マーメイド』でも、白い肌の赤毛のアリエルとイメージの異なる黒人女優ハリー・ベイリーを起用し、批判を浴びた。『リトル・マーメイド』は数億ドルの制作費を投じたが、ブラックウォッシング(black washing)論争によりグローバルな興行に失敗し、損益分岐点を超えられなかった。

一方、アメリカで行われた『白雪姫』の試写会イベントは予定通り開催される予定で、レイチェルをはじめ、主要キャストが全員出席する見込みだ。

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