引用:gettyimagesKorea
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肘の手術から復活した大谷翔平が、かつてない進化を見せている。投打二刀流でメジャーの常識を覆した男は、昨年打撃専念を余儀なくされたが、今年はマウンドに戻り、球速・回転数・変化量の全てが過去最高レベルに到達している。

2018年にメジャーデビューした大谷は、同年にトミー・ジョン手術を受け、翌2019年は投手として登板できなかった。当時は「二刀流は無理だ」との声も多かったが、2021年からは完全復活。23試合登板で防御率3.13、翌2022年は28試合・166回で防御率2.33を記録し、サイ・ヤング賞投票4位に入るなど、投打の両面で歴史を塗り替えた。

しかし2023年終盤、再び右肘靱帯を損傷し二度目の手術。1年以上のリハビリを経て今年マウンドに復帰した。7月7日のカージナルス戦では4回8奪三振と圧巻の投球。8月〜9月には5回以上を投げる先発として完全復活する見込みだ。

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今季はここまで8試合・19回で防御率2.37、ERA+179、FIP1.95と自己最高の数字を叩き出す。9イニング換算で奪三振は11.8個、四球も少ない。特筆すべきは球速の向上だ。最速だった2022年の平均97.3マイル(約156.6キロ)を上回り、今年は98.2マイル(約158キロ)をマーク。スライダーやスイーパーも含め、全ての球種でスピードアップしている。

さらにフォーシームの回転数は昨年比で約200回増加し2442回に到達。落差も平均15.1インチ(約38.4cm)から13.8インチ(約35.1cm)へと減少し、打者には「浮き上がる」ように見える球質に進化した。これはまさに、手術と休養を経た身体が新たな境地に入った証だ。

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完全復活すれば、2025年には週1登板のローテーションへ戻り、サイ・ヤング賞候補入りも現実味を帯びる。もし投手としてのキャリアが限られているなら、2026年が最後の大舞台になる可能性もある。打者でMVP、投手でサイ・ヤング——メジャー史上誰も達成していない二冠に挑む大谷翔平。その物語はまだ終わらない。

望月博樹
望月博樹

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