
台湾・台北市で、韓国人の30代男が酒に酔った状態で現地の大学生のTシャツに描かれた模様を日本の軍国主義を象徴する「旭日旗」と誤認し、暴行を加える事件が起きた。被害者の大学生が告訴し、男は検察当局に送致された。
台湾メディア『TVBS』や『聯合報』によると、韓国籍のA(37)は今月18日午後6時頃、台北市の国立師範大学付近のバス停で、台湾人大学生のB氏(22)に暴行を加えた疑いで警察に拘束された。
現地報道や警察、被害者の証言によれば、Aは当時酒に酔っていた。AはB氏のTシャツに描かれた放射状の模様を旭日旗の文様と判断したという。
B氏が「台湾人で、模様の意味は分からない」と答えたにもかかわらず、AはB氏の胸ぐらをつかみ、平手打ちを2度加えた。
B氏が着ていたTシャツの背面には「BEATBOX」という文字と、マイクを手にした人物のイラストが描かれ、その背景には赤い放射状の線が入っていた。
『聯合報』は「一見すると旭日旗を連想させる」と報じている。警察はAを現場で逮捕。Aは台湾人女性と結婚し、現地で生活しているとされる。
被害者のB氏は、Aを正式に告訴した。
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