
中国の5つ星ホテルで、ビュッフェ料理を格安で持ち帰れる企画が注目を集めている。
11日(現地時間)、杭州の地域紙「都市快報」などによると、同市の高級レストランが40元(約872円)でビュッフェの残りを持ち帰れる「ブラインドボックス(福袋形式)」方式の提供を始めた。
ホテルの通常料金は298元(約6,500円)で、同サービスを利用すれば価格は7分の1以下となる。
運営は毎週水曜から日曜の21時15分から30分までの15分間で、刺身と海鮮を除くビュッフェ料理を持ち帰ることができる。容器に詰めた料理のほか、炭酸水、ココナツジュース、フルーツジュースのいずれか1本も選べる。
ある利用者はSNSで「カニを2匹ほど持ち帰ることで元が取れる」と投稿した。
販売責任者のワン氏は、時間や予算に制約のある利用客にも五つ星のサービスを経済的に体験してもらうことが狙いだと述べた。また、残った料理だが、食品安全基準と衛生手順を厳守して調理していると強調した。
一部からは15分の制限が短いとの指摘があったが、ホテル側は、利用時間を延長すれば店内で食事をする客との公平性に問題が生じると説明した。
夕食のブラインドボックスに加え、朝食でも20元(約437円)で同様のサービスを提供した。利用時間は9時45分から10時までとされた。現地の予約サイトによると、夕食分はすでに100個以上が販売されたという。














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