
これまで科学者たちは太陽系外から来たことが明らかな3つの外来天体を発見した。最初の外来小惑星「オウムアムア(ʻOumuamua)」は2017年に、二番目の外来天体であり最初の外来彗星「ボリソフ彗星(2I/Borisov)」は2019年に捉えられた。そして2025年、科学者たちは二番目の外来彗星かつ三番目の外来天体である「アトラス(3I/ATLAS)」を発見した。
「アトラス」は3つの外来天体の中で最も興味深い天体で、最近地球と太陽から最も近い地点を急速に通過した。科学者たちは「アトラス」が我々の太陽系よりも古い天体だと考えている。推定年齢は約70億年だ。おそらく「アトラス」は太陽系外縁のカイパーベルト類似の氷天体で、他の恒星や惑星の重力によって弾き出され、宇宙を高速で疾走する放浪者になったと考えられる。
とにかく「アトラス」は大きさも大きく、太陽に近づいた外来彗星であるため、巨大な尾を形成しつつ物質を噴出している。そのおかげで科学者たちは「アトラス」からかなりの情報を得ることができた。そして現在も観測が活発に行われている。さて、こうして外来天体が太陽系に進入するたびに、各種コミュニティでは、高度な文明を持つ宇宙人が乗る宇宙船ではないかという話もある。もちろん科学的根拠があるわけではないが、これは大衆の関心を引き寄せるため、科学者たちにとっても実は歓迎すべきことかもしれない。こうして世間の関心が集まれば研究支援も増え、研究も活発になるからだ。

とにかく「アトラス」も外来宇宙船という陰謀論が出ているので、本来から宇宙文明を探査する科学者たちが黙っているわけにはいかない。そこで高度に発展した宇宙文明が送信する無線電波信号を感知する「Breakthrough Listen」の科学者たちにとって「アトラス」は見逃せない観測対象である。「アトラス」が地球に最も接近する前日である2025年12月18日、カリフォルニア大学のベン・ヤコブソン-ベル氏と仲間たちはグリーンバンク天文台の100m電波望遠鏡を利用して3I/ATLASから宇宙文明の信号と見なせる電波信号が感知されるか調査した。

研究チームは地球でWi-Fi信号や携帯電話に使用される周波数である1-12GHzの波長に集中し、471,000の信号を捕らえた。そして人工的な信号である可能性が最も高い信号9つを選定して詳しく調査した。その結果、研究チームは「アトラス」の方向から感知された0.1W以上の電波信号の中に人工的な信号はないという結論を下した。我々が使用する携帯電話の信号より10倍低い信号まで探索したが、何の成果も得られなかった。もちろん宇宙人が携帯電話を持っていないか、Wi-Fiを使わない可能性もあるが、これまでの観測結果は「アトラス」が外来彗星であることを確認している。真実はその向こうにあるかもしれないが、少なくともまだ宇宙人は発見されていないということだ。














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