米航空宇宙局(NASA)の火星偵察軌道船(MRO)が火星軌道で10万枚目の写真撮影という画期的な成果を達成した。
科学メディア「LiveScience」が先月23日(現地時間)、MROが高解像度カメラを通じて10万枚目の火星表面写真の撮影に成功したと報じた。
NASAによると、MROは高解像度画像装置HiRISEカメラを使用して10万枚目の写真を撮影した。これは2006年3月に火星軌道に投入されて以来、年平均約5000枚、月平均417枚、1日平均約14枚を撮影してきたことになる。

10月7日に撮影された10万枚目の写真は、火星の古代デルタと推定される地域付近を捉えている。該当地点はジェゼロクレーターから南東に約80km離れたシルティス・メジャー地域で、メサとクレーター、砂丘が混在する荒野だ。この地域はハッブル宇宙望遠鏡のような遠距離観測機器で見ると巨大な黒点のように見える。
MROは過去にもこの地域を何度も観測しており、砂丘が火星表面を横切ってゆっくりと移動している証拠を捉えたことがある。

NASA ジェット推進研究所(JPL)のMRO科学者レスリー・タンパリは声明で「HiRISEは火星表面が地球とどれほど異なるかを示しただけでなく、時間の経過とともに表面がどのように変化するかも明らかにした」と述べ、「我々は風によって移動する砂丘と急斜面に沿って発生する雪崩現象も観測した」と説明した。
このような火星の長期的な変化を追跡する研究は、火星の環境と過去の地質・気候史を理解する上で重要な手がかりを提供する。MROは2005年8月12日に米国フロリダで打ち上げられ、2006年3月10日に火星軌道に到達した。

その後、火星だけでなく他の天体観測にも活用されている。実際、MROは10月に星間彗星「3I/ATLAS」が宇宙船から約3000万kmの地点を通過する際にこれを撮影して公開した。













コメント0