祖父が亡くなるのではないかと心配し、給食に出た肉を毎日こっそり家に持ち帰る9歳の少年のエピソードが伝えられ、多くの人々の涙を誘っている。73歳の祖父と二人きり、互いを支え合いながら暮らしているこの少年の事情を知った担任の先生は、「たとえ何があっても、私がこの子を最後まで育てます」と約束し、温かい感動を呼んでいる。
11日、河南テレビなどの現地メディアによると、中国・河南省周口市に住むある中年男性が最近病でこの世を去り、9歳の息子と73歳の年老いた父親だけが取り残された。少年の母親はすでに再婚して家を離れており、祖父と孫の二人きりとなった家庭は、苦しい生活を余儀なくされていた。

二人の事情は、担任の先生によって明らかになった。先生は学校でおやつや食べ物が出るたびに、少年がそれを食べずに大切にしまい込む姿を不思議に思い、その理由を尋ねた。「どうしてお肉を食べないの?」という先生の質問に対し、少年は「おじいちゃんに持っていってあげようと思って、残しておいた」と答えた。
少年は「お父さんもおばあちゃんも死んじゃったから、おじいちゃんまで死んじゃうんじゃないかと怖いんです」と言い、「おじいちゃんは、普段こんなに美味しい食べ物を食べられないから」と付け加えた。祖父の健康が悪化し、自分の元を去ってしまうのではないかと心配した幼い孫が、学校で出る貴重な肉のおかずを毎日家まで運んでいたのだ。
子どもの立派でありながらも切ない告白に、先生はその場で涙を流した。その後、子どもの家を訪れた先生は祖父に向かって、「心配しないでください。もしものことがあったときは、この子は私の子どもとして引き取ります。私が責任を持って、大人になるまで育てます」と心からの約束を交わした。
このエピソードが報道された後、現地の村民委員会や婦人連合会などの関連機関が関与し、この家庭を助けるための本格的な支援に乗り出したという。














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