
経済的利益を目的に恋愛対象を選ぶ、いわゆる「ゴールドディガー」(gold digger)の傾向が、女性だけでなく男性にも明確に見られるという研究結果が発表された。
オーストリア・ウィーン行動社会科学研究所のレナルト・フライ博士が率いる研究チームは、成人351人を対象に「物質的利益と恋愛の好み」を分析した結果を公開した。研究によると、ゴールドディガーの傾向は性別を問わず確認されたという。調査は「裕福だが信頼しにくいパートナー」と「貧しいが信頼できるパートナー」のどちらかを選ばせる形式で実施された。
研究では政治的傾向との関連性も浮かび上がった。リベラル寄りの男性は自分をより魅力的な恋愛相手と見なす傾向が強く、研究チームはこうした自己評価がゴールドディガーの傾向と結びつく可能性があると指摘している。一方、女性では保守的な政治傾向を持つ層でこの傾向が相対的に高く現れた。
さらに、ゴールドディガーの傾向はナルシシズム(自己愛)やサイコパス的傾向とも密接に関連していることが分かった。大都市居住者や学生層でこの傾向が比較的高く、自分を魅力的な恋愛相手と評価するほど傾向が強まることも確認されている。
研究チームは「ゴールドディガーは単に豊かな相手を好むにとどまらず、物質的利益と親密さの間で意図的な選択を行う戦略的な行動として捉えることができる」と説明した。さらに「表向きは温かく共感的な態度を示していても、別の目的が潜んでいる可能性を念頭に置く必要がある」と付け加えた。













コメント0