
米フィラデルフィアに向かっていたアメリカン航空の旅客機内で、暴れた乗客が別の乗客にかみつくなど、機内騒動を起こす事件が発生した。
21日(現地時間)、CBSニュースなどによると、事件は同日、米ノースカロライナ州シャーロットを離陸し、フィラデルフィアに向かっていたアメリカン航空機内で発生した。
CBSニュースが入手した管制塔との交信によると、同機のパイロットは、機内で乗客1人が極めて攻撃的な態度を示し、「全員とけんかしようとしている」と管制官に報告した。パイロットは「その乗客に幻覚症状があるかは分からないが、先ほど別の乗客にかみつき、全員に襲いかかろうとした」とし、状況の深刻さを伝えた。これを受け、パイロットは空港到着後、直ちに救急医療スタッフと警察が待機するよう要請した。
アメリカン航空は、この乗客が医療上の緊急事態に陥っていたとみられると明らかにした。当時機内にいた医療関係者が、着陸前に騒動を起こした乗客を制止し、対応に当たった。着陸後は待機していた救急医療スタッフに引き継がれたという。ただ、同社は着陸時に警察が出動したかどうかについて、具体的な回答をしていない。
機内騒動は、緊急着陸につながり得る事案だ。ただし、航空機追跡サイト「FlightAware」によると、同機は午前10時前、目的地のフィラデルフィア国際空港に無事着陸したとみられる。
近年、米国では飛行中の旅客機内で乗客が騒動を起こす事件が相次いでいる。最近では、フロンティア航空機内で乗客が非常口を開けようとし、搭乗していた元プロ総合格闘技選手に制止され、マイアミに引き返す事態があった。ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港を出発したユナイテッド航空機でも、乗客が高度3万6,000フィート(約1万1,000メートル)で機内ドアを開けようとし、ワシントンD.C.に緊急着陸するなど、同様の機内安全トラブルが続いている。













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