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ぬいぐるみが唯一の支えだった子ザル、ついに仲間と遊び始めた

梶原圭介 アクセス  

引用:X
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母ザルに育児を拒否され、ぬいぐるみを抱いて過ごしていた動物園の子ザルが、新しい仲間を作るなど成長の兆しを見せているとの報道があった。17日、「デイリー・メール(英)」などは、千葉県市川市動植物園で飼育されているニホンザルのパンチくんが、最近メスのモモちゃんと共に過ごす姿が確認されたと伝えた。同紙が「X(旧ツイッター)」などのSNSに投稿された動画を引用して公開した内容によれば、パンチくんとモモちゃんの2匹が追いかけっこをしたり、寄り添ったりする様子が映し出されていた。かつて母親代わりにぬいぐるみを片時も離さず抱いていたパンチくんの姿は、もはや見られない。

2023年7月に誕生したオスのパンチくんは、母ザルが育児を拒否したため人工哺育で育てられたが、その後、他のサルの群れになかなか馴染むことができなかった。飼育員らは、赤ちゃんのサルには安心感を得るために母親にしがみつく習性があることを考慮し、イケアで販売されているオランウータンのぬいぐるみを母親代わりとしてパンチくんに与えた。その後、パンチくんが本物の母親に接するようにぬいぐるみを抱いて眠り、食事の際も離さない様子を園の公式SNSが発信したところ、世界的な注目を浴びるに至った。

パンチくんが話題を呼んだことを受け、イケア・ジャパンは同園を訪れ、パンチくんや来園する子供たちのために、オランウータンのぬいぐるみを含む計33点のぬいぐるみと収納用品を寄贈した。最近では、パンチくんは徐々に他のサルたちとも交流し始め、同年代の個体はもちろん、成体のそばに座ったり背中に乗ったりする姿が観察されている。それと同時に、ぬいぐるみへの依存度は目に見えて低下した。SNSでパンチくんの日常を共有しているネットユーザーは、「今日はデート中」といった言葉を添えて、自立へと向かうパンチくんの日常を紹介している。

動物園側は、パンチくんが成長過程で自然に社会性を身につけていると分析している。水品繁和園長は、ぬいぐるみから離れて自立心を育むことは望ましい成長過程であると述べ、パンチくんが「いじめられている」という一部の懸念については、他のサルの行動は攻撃ではなく、群れ内の序列を教えるための「社会化のための行動」であると説明した。さらに、パンチくんが群れの中で健全に育つよう、今後も継続的に見守っていくとし、一般の人々が抱く不安や心配についても十分に理解していると付け加えた。

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