「お金を払っているのに」バリスタに熱いコーヒーを投げつけた中国人の映像が拡散…マレーシアで波紋
カフェ本社側「警察に通報…従業員を保護する」

マレーシアのフランチャイズ系カフェで、中国人客が店員と口論の末にコーヒーを投げつける様子を捉えた映像が公開され、批判が広がっている。
13日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)などによると、この映像は9日にマレーシアのコーヒーブランド「ZUS Coffee」の店舗で撮影されたもので、TikTokやYouTubeといったSNSを通じて急速に拡散した。
映像には、中国語を話す客が「サービスが遅すぎる」と不満を訴えると、店員が「出て行ってください」と応じる場面が収められていた。これに対し客は「なぜ私が出て行かなければならないのか。ここでお金を使っているのに」と激怒し、手にしていたコーヒーを店員に向かって投げつけた。
14秒ほどの短い映像だが反響は大きく「サービス業の労働者も尊重されるべきだ」という意見や「店員が先に挑発した可能性もある」といった声が交錯し、議論が続いている。

騒ぎが大きくなると、ZUS Coffee側は公式声明を出し「現在、内部調査を進めており、被害を受けた従業員の安全が確保されるよう必要な措置を検討している」と説明した。
続けて「顧客サービスに最善を尽くす姿勢は変わらないが、従業員の安全も同様に守られなければならない」と述べ、従業員を擁護した。
その後、ZUS Coffeeは12日に「従業員のプライバシーと安全を守るため警察に通報した」と明らかにし、対象となった従業員には有給休暇を付与したと説明した。
ZUS Coffeeは、今回の事件を受け、より良い職場環境を整えるため教育やサポート体制を強化していく方針も示した。















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