
インドで、救急搬送された患者を乗せた救急車のドアが故障し、患者が車外へ出られずに死亡する事故があった。
「India Today」などによると、事故は24日、インド中部マディヤ・プラデーシュ州サトナにある病院の正門前で発生した。
亡くなったラム・プラサドさんは当日朝、自宅で暖をとっていた際に倒れたという。まず地元の診療所に搬送されて応急処置を受けた後、救急車で地域の基幹病院へ移送された。
しかし、救急車が病院の正門に到着した際、患者を降ろすための後部ドアが開かなくなるトラブルが発生した。
救急車の運転手をはじめ、病院職員や目撃者らがドアを叩いたり、道具を使って開放を試みたりしたものの、ドアは開放できなかった。当時の様子を撮影した映像には、運転手が車両後部の窓ガラスを割って車内に入ろうとする姿も記録されていた。
搬送が滞る中、患者は救急車内に閉じ込められたまま、長時間の放置を余儀なくされた。
その後、ようやく後部ドアが開けられ、患者は担架で病院内に運び込まれたが、その場で死亡が確認された。
地元の保健当局は、患者は病院に到着する前にすでに死亡していたと主張している。地域の保健所長は、現在、責任の所在を明らかにするための調査が進行中であると述べた。
この事故を受け、地域の救急車運用および緊急搬送体制の脆弱さが改めて露呈した。「India Today」によれば、同地域ではここ数か月、緊急医療体制の不備を指摘する報告が相次いでいたという。













コメント0