
米国のドナルド・トランプ大統領について、年齢を重ねるにつれて気まぐれで不安定になっているとみる人が増えている。米国人の10人に6人がこうした評価を示し、共和党支持層でも3割が同様の認識を共有した。
ロイター通信が世論調査会社イプソスに委託し、24日(現地時間)に公表した調査結果によると、回答者の61%が、トランプ大統領は年齢とともに予測不可能になったと答えた。
政党支持別では、民主党支持者の89%、無党派層の64%が不安定化を指摘した。共和党支持者も30%が高齢に伴う不安定さを認め、与党支持層の一部にも懸念があることがうかがえる。
一方、国政運営を支持する割合は40%となり、今月初めから2%ポイント上昇した。就任当初は47%だったが、昨年4月以降は現状の水準を中心に1〜2%ポイントの範囲で上下している。
ただ、精神的な鋭さをめぐる評価は低下傾向にある。トランプ大統領を精神的に明晰で困難にうまく対処できる人物だとみる回答は45%にとどまり、2023年9月調査の54%から9%ポイント下がった。
共和党支持者の81%は依然として鋭いと評価したものの、民主党支持層では29%から19%へ低下した。無党派層も53%から36%へ大きく落ち込んだ。
こうした結果に対し、ホワイトハウスは強く反発した。デイビス・イングル報道官は、調査結果は虚偽で苦しまぎれの主張だと一蹴し、トランプ大統領の鋭さと比較にならないほどのエネルギーは前任の米国のジョー・バイデン前大統領と明確に異なると主張した。
トランプ大統領は2024年の大統領選で、高齢や認知力低下をめぐる批判にさらされたジョー・バイデン前大統領を厳しく攻撃し、勝利した経緯がある。バイデン前大統領は任期末に82歳となり、米国史上で最も高齢の大統領だった。一方で、トランプ大統領も高齢リスクからは自由ではないとの見方が広がりつつある。
トランプ大統領は現在79歳で、6月に80歳となる。昨年1月の就任時点では、就任日における最高齢の米大統領という記録も残した。
今回の調査では、政治全体の高齢化に対する不安も浮き彫りになった。回答者の79%が、ワシントンD.C.の選挙で選ばれる公職者は、多くの米国人を代表するには年齢が高すぎるという主張に同意した。米上院の平均年齢は約64歳、下院は58歳とされる。
調査は米国の成人4,638人を対象にオンラインで行われ、標本誤差は±2%ポイントだった。
















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