西側情報当局、ロシアがイランにドローン供与と把握
米・イスラエルの空爆直後に協議開始…今月末までに引き渡し完了へ

ロシアがイランに対してドローンや医薬品、食料を段階的に送る作業をほぼ終えたと、西側情報当局は把握しているという。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が25日に報じた。
事案に詳しい当局者2人によると、米国とイスラエルがイランを攻撃してから数日後、ロシアとイランの高官らはドローン引き渡しに向けた協議を秘密裏に開始したとのことだ。
ドローンの引き渡し手続きは今月初めに始まり、月末までに完了する見通しとされる。
ロシアがイランに供与するドローンの正確な機種は確認されていない。
ある当局者は、ロシアがイランのシャヘド136をベースに開発した「ゲラン2」のような機体を引き渡す可能性があると予想した。
英シンクタンクの英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のアントニオ・ジウストジ上席研究員はFTに対し、米国とイスラエルが空爆を始めた直後にイランとロシアの間でドローン供与を巡る協議が始まったという話をイラン革命防衛隊(IRGC)内部の消息筋から聞いたと明らかにした。
ジウストジ上級研究員は「彼ら(イラン)に必要なのは、より多くのドローンではなく、より性能の高いドローンだ。より高度な能力を求めている」と語った。
ロシアは2023年以降、ウクライナで使用する目的でイラン設計を基にした一方向攻撃型ドローンを生産してきた。これらは防空網を回避し、より重い搭載物を運べるよう改良された機体だ。
こうしたロシア製ドローンの支援は、イランの主要な軍事戦略を下支えする可能性がある。イランは今回の戦争勃発後、低コストで量産可能なドローンを3,000機以上、中東全域に向けて発射したとされる。
ある当局者は、ロシアがイランの戦闘能力の強化だけでなく、イラン政権の政治的安定を幅広く支える動きにも関与していると伝えた。
イランと緊密な関係を維持しているロシアは、衛星画像や標的データ、各種情報などもイラン側に提供してきたとされる。
さらにロシアは戦争勃発後に人道支援の重要性も強調し、アゼルバイジャン経由で13トンを超える医薬品をイランに送ったほか、今後も輸送を続ける方針を示していた。
今回のようなドローンなどの兵器輸送が事実であれば、ロシアがこの戦争局面でイランに殺傷兵器を進んで供与しようとしていることを示す初の証拠になるとFTは分析した。
対イラン向けドローン支援の有無について問われたロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は「現在、多くのフェイクニュースが出回っている」とし「確かなのは、我々がイラン指導部との対話を続けているということだ」と語るにとどめた。













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