
気候が穏やかになり、人と会う機会が増える時期は、飲酒の場も多くなりがちだ。そうした時に特に負担がかかりやすい臓器が肝臓である。
肝臓は、炭水化物、たんぱく質、脂質の代謝をはじめ、解毒作用や殺菌作用など、様々な働きを担う「沈黙の臓器」として知られている。しかし、飲酒の機会が続くと疲労が蓄積し、毒性のある成分も体内にたまりやすくなるため、肝臓の機能に支障が生じる恐れがある。そこで今回は、肝臓の解毒や毒素排出を助けるとされる食品を紹介する。
◆リンゴ
リンゴには、食物繊維やビタミン、ミネラルに加え、フラボノイドなどの植物由来成分が含まれている。これらはいずれも体内の解毒過程に関わるとされる。リンゴに含まれるフラボノイドは胆汁の分泌を促し、胆汁は解毒作用を担う。また、リンゴに含まれるペクチンは、血液中の金属成分の排出を助ける働きがあるとされる。ペクチンは、植物に広く含まれるコロイド性の多糖類だ。
◆ニンニク
ニンニクは健康効果の高い食品として広く知られており、その一つに肝臓の解毒機能を助ける働きが挙げられる。ニンニクにはアリシンやセレンが含まれており、これらの成分が肝臓の働きを支えるとされる。また、硫黄成分も含まれており、体内の毒素の排出を助ける働きがある。加えて、コレステロールや中性脂肪の数値を下げる効果も期待されている。
◆ブロッコリー
ブロッコリーやカリフラワー、キャベツなどのアブラナ科野菜は、体内のグルコシノレート量を増やすのに役立つとされる。これらの野菜に含まれるグルコシノレートは、抗がん作用で知られる成分でもあり、ビタミンCなどとともに解毒機能を助ける。肝臓の解毒酵素の働きを高め、毒素の排出を促すとされている。
◆グレープフルーツ
ビタミンCとグルタチオンを豊富に含むグレープフルーツは、肝臓が本来持つ浄化作用を高めるのに役立つとされる。グレープフルーツ1個には70mgのグルタチオンが含まれており、グルタチオンは肝臓の解毒酵素の生成を助ける働きを持つとされる。さらに、グレープフルーツに含まれるペクチンには、コレステロール値を下げる作用もあるとされる。
◆クルミ
クルミをはじめとするナッツ類には、アルギニンが含まれている。アルギニンはアミノ酸の一種で、肝臓におけるアンモニアの排出を助ける働きがある。また、クルミにはグルタチオンやオメガ3脂肪酸も豊富に含まれており、これらの成分も解毒作用を助けるとされる。














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